仕事で使うアイテムへのこだわりは？

ファイナンシャルプランナーという職業はクライアントの資産を扱う専門家として、芯の通ったブレない考え方に、最新の情報と知識を入れていかなければなりません。
私は自分の持ち物にも同様の考え方を取り入れ、腕時計のように職人気質に使い込んでいくアイテムは、大切に丁寧に永く使用し、パソコンのような情報ツールは2年に一度くらいで最新のスペックのものを選ぶようにしています。

また、私は、いつでも“スマートな仕事”がしたいと心がけています。日本語でスマートですと「スタイルが良い」というニュアンスですが、英語では「頭が良い」という意味もありますよね。両方の意味でスマートな仕事をするために、常に万全の準備をしておくことが大切です。そのために私のビジネスバッグは、個々のアイテムの力を結集してあらゆるシーンに対応できるようにしていて、まるで四次元ポケットみたいに色んなものが出てきます。
情報はパソコン1台で相当なものがカバーできますが、打合せ先では付箋ひとつをとても重宝する場面もあります。
20年以上のキャリアで必要だと感じたものを詰め込んでいくうちにとても重いカバンになってしまいましたが、“スマートな仕事”のためにはと、ガマンしています。

電卓はどのような場面で使用しますか？

不動産業にも関わるファイナンシャルプランナーですから、坪単価の計算や建築費の試算、不動産取引にかかわるお金の計算には、もちろん電卓を使います。ファイナンシャルプランナーにとって電卓は、クライアントの未来を描くアイテムなので、機能性と見やすさ、信頼性は大切だと思います。
私の場合は、CASIOの金融電卓と一般的な電卓をダブルで使用しています。金融電卓で毎月の返済を試算しながら、管理費などのランニングコストもしっかり試算してご紹介できるので便利です。
計算しては首を傾げ、また計算して…と経営の場面でも電卓を多用しています。
今ではクラウド型会計システムによって、いつでもどこでも入力された数値から様々なデータを読むことができますが、フワッとしたイメージから数字を導き出して予算や費用対効果、粗利率を出していく経営戦略、事業戦略を構築するには電卓が一番です。頭の中にある未来のビジネスには正解という計算式はありませんから、個々の情報を数値化してアイデアやイメージを実際の事業に移していく、電卓はマストアイテムですね。

S100を実際に使用した感想をお聞かせください。

お客さまの前に持って行きたくなる電卓ですね。大切に永く愛用したいアイテムです。機能面では打感の軽さ、視認性が抜群にいいです。お客さまに見せながら計算するときがあるので、視認性の良さは本当に嬉しいです。文字の色も高級感があっていいですね。
先ほどカバンの中になんでも詰め込むと言いましたが、この電卓は薄いので、何でも持ち歩く私にはぴったりです。
金融電卓とこのS100の2台があれば万全ですね。

Profile

早川 寛（はやかわ かん）

有限会社アイホーム 代表取締役／株式会社Global Step 代表取締役／一般社団法人 相続サポート協会 代表理事

平成18年 有限会社アイホーム代表取締役に就任。不動産仲介、売買、賃貸、管理、コンサルティング、内装工事etc.
平成21年 株式会社Global Step代表取締役に就任。サブリース事業、レンタルオフィス運営、ホテル事業etc.
平成27年 一般社団法人相続サポート協会代表理事に就任。相続コンサルティング、遺言作成、相続対策、トラブル解消etc.

保有資格：1級ファイナンシャルプランニング技能士 / Certified Financial Planner (CFP) / 宅地建物取引士 / 不動産コンサルティングマスター / 家族信託専門士 / 相続アドバイザー