店舗運営応援コラム
レジスターの使い方で業務効率を改善する方法
レジの業務には、速さや正確性が求められます。ミスを減らすコツやトラブルの対処法を学んでおくことは、業務効率の向上へつながります。
今回は、レジ業務のノウハウや、レジでのお会計のフロー、効率を上げてミスを減らすコツなどを紹介いたします。従業員の教育のため、または業務効率を改善する方法を知りたいオーナー・店長は、ぜひ参考にしてみてください。
1「レジスター」仕事のノウハウ
レジ業務はお金に関わる業務であるため、ケアレスミスが大きな損害につながる可能性があります。そんな事態を防ぐためにも、店舗全体でレジ業務のノウハウについて確認しておきましょう。
1-1.キーの場所と内容を覚える
キーの場所と機能を覚えることで、レジの作業時間の短縮につながります。ポイントはよく使われるキーから順番に覚えていくことです。マニュアルの端から端まで読み込んですべてのキーの場所と機能を覚えるのは難しいため、よく使うキーを中心に覚えて効率化を図っていきましょう。
1-2.打ち間違いをしたときの修正方法は事前に確認
レジキーを打ち間違えたときの修正方法は、事前に把握する必要があります。
修正方法を事前に知っておくことで、会計後、間違いに気づいても素早く対応できます。また、商品・値段の登録段階で間違いに気づいても、その時点で修正が可能です。ミスをしたらすぐ報告させる癖をつけておくと、より効率が上がるでしょう。
1-3.現/預を押す前に金額を確認する癖をつける
業務効率を上げるには、ミスを減らすことが重要となるため、会計毎に確認する癖をつけることが大切です。現金を取り扱うレジお会計業務の際、特に確認すべきなのは、現/預キーを押す前です。 現金でのお支払いを確定させる現/預キーを押すと支払金額とお客様からのお預かり金額の差をレジが計算し、お釣りの金額が表示されます。 現/預キーを押してから打ち間違いに気づいてしまうと、会計がすでに終了しまったいるため、修正には手間がかかってしまいます。そのため、現/預キーを押す前、つまり会計中に訂正し、現金のやり取りを完了させることを徹底する必要があります
1-4.想定されるトラブルの対応方法を事前に準備する
業務効率を上げるために、レジ業務で起こるトラブルをあらかじめ想定し従業員同士で共有しておくことも、大切なノウハウの1つです。トラブルの詳細、その原因、どう対処したかなどは、あらかじめ共有しておくことが望ましいでしょう。細かい内容まで共有できていれば、その後のトラブルの発生は軽減され、もし起きてしまってもスムーズに対応できます。
2「レジスター」お会計のフロー
効率を上げるために、レジ業務の会計フローを改めて整理し、よりスムーズにレジ業務をこなせるように準備しておくことが大切です。
2-1.商品・値段の登録
お客様が購入する商品を、レジのキーを通して登録します。
割引や値引きがある場合は、キーの打ち忘れに注意する必要があります。
2-2.小計
小計キーには、登録後の支払金額をお客様に提示する役割があります。レジスターによっては小計を押さないと次に進めないものもありますが、確認のため商品の登録が済んだら小計キーを押す癖をつけましょう。
2-3.お預かり金額の入力
小計で出た金額をお客様が見てお金を支払い、レジ担当はお預かり金額を入力した後で、現/預キーを押します。現/預キーを押すことで、レジ上での会計作業は終了です。
2-4.お釣りとレシートをお渡しする
現/預キーを押すと、レシートが発行され、お釣りが画面に表示されます。画面に表示されたお釣りをお客様にお渡しして会計終了です。お客様によっては、レシートではなく領収書を求められるケースもあるため、領収書を発行するための手順、操作方法、印鑑の場所などは事前に確認しておきましょう。
3効率よく回すコツ
レジ業務を効率よく回すコツを3つ紹介します。ぜひ参考にしてください。
3-1.全体の流れを意識する
レジ業務は特別なことがない限り、以下の作業手順を繰り返します。
1.商品を登録して支払金額を計算
2.お客様からお金を預かる
3.お釣りやレシート、または領収書を渡す
業務の流れを覚えれば、業務効率は自然と上がっていきます。全体の流れを意識し、作業が止まらないようにしましょう。
3-2.キーの場所を覚える
効率よくレジ業務を行うためには、キーの配置を覚えることも効果的です。
預かり金額に進む「小計」キー、お客様から預かった金額を入力して釣り銭を出す「現/預」キーは、必ず使用するため意識せずに覚えるでしょう。
初心者は事前に、入力数字の修正・エラー音を止める「C(クリアーキー)」、直前のミスを修正したり、取引そのものを取りやめたりするための「訂正/中止」などのキーを確認するのがおすすめです。
これらを覚えておくことでミスが発生しても最小限に対応できます。
最初のうちは上記のキーを必須で暗記し、慣れてきたらほかのキーも覚えましょう。
3-3.入力ミスを防ぐための指差し確認
小計キーや現/預キーを押す前に画面を指差して金額を確認し、早い段階でミスに気づけるようにしましょう。
この指差し確認は、エラーを回避するために効果的であり、鉄道会社や医療現場といった命を預かる仕事でも必須と考えられています。
4まとめ
レジの業務は、マニュアルを読んだだけでは対応しきれない、イレギュラーな対応などが求められる場合があります。しかし、基本的な操作方法を理解していることで、徐々にイレギュラーなケースにも対応できるようになるでしょう。
従業員には、基本的なキーの位置を覚えさせるだけではなく、入力した内容を確認させる癖をつけさせ、想定されるトラブルの対応方法なども情報共有し、咄嗟の場面でも対応できるように教育していきましょう。
2019年7月
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