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クリニック・歯科医院にキャッシュレス決済を導入するメリットとは?

これまで、多くのクリニックや歯科医院ではキャッシュレス決済が導入されていませんでした。入院施設のある病院では、医療費が高額になる場合に備えてクレジットカード決済を導入しているケースがありますが、いわゆる「電子マネー」「QRコード」については、ほとんど導入されていません。

しかし、ここ数年でキャッシュレス決済は一気に普及し、若者だけでなく中高年の利用者も大変多くなっています。そして、医療機関でもキャッシュレス決済を利用したいという声は少なくありません。

そこでこのコラムでは、クリニックや歯科医院のキャッシュレス決済を取り巻く環境や、キャッシュレス決済を導入した場合のメリット、さらにキャッシュレス決済に対応したレジの選び方についてもご紹介していきます。

1クリニック・歯科医院におけるキャッシュレス決済の現状

現在、クリニックや歯科医院におけるキャッシュレス決済の導入状況はどのようになっているのでしょうか。データから現状を紐解きます。

1-1.日本全体のキャッシュレス決済の利用は増え続けている

日本は諸外国に比べ、キャッシュレス決済の普及が遅れているといわれてきましたが、ここ数年で手数料率の低いQRコード決済サービスが増えたこともあり、個人店でキャッシュレス決済を導入するケースも増えています。

2009年時点で12.3%だったキャッシュレス決済の比率は、2019年には26.8%まで増え、10年で実に2倍になりました。2020年に行われた調査によれば、カード型の電子マネー決済(IC決済)の利用率は、60代においても60%を超えており、若者だけでなく高齢者へも浸透しはじめていることがわかっています。

参考:キャッシュレス・ロードマップ2021|一般社団法人キャッシュレス推進協議会
参考:キャッシュレス決済に関する調査|楽天インサイト

1-2.病院への導入率はクレジットカードで50%程度、電子マネー/コード決済はわずか数%

クリニックや歯科医院でのキャッシュレス決済の導入率はどのくらいなのでしょうか。2018年に厚生労働省が全国の病院などに対して行った調査によれば、病院全体の49%がクレジットカード決済を導入していることがわかっています。

いっぽうで、電子マネー決済(IC決済)については2.2%ほど、コード決済(QRコード・バーコード)についてはわずか0.2%ほどにとどまりました。

入院や自費診療などの高額決済のために、必要に迫られてクレジットカードを導入している病院は少なくないものの、少額決済が多い電子マネー決済やコード決済の導入はまだまだ進んでいないというのが現状です。

出典:医療機関における外国人患者の受入に係る実態調査結果報告書 |厚生労働省

1-3.患者に高齢者が多いこともあり導入が遅れたが、近年は意識に変化も

クリニックや歯科医院におけるキャッシュレス決済の導入が遅れてきたのには、大きく2つの理由があると考えられています。

ひとつは、基本的にかかりつけ医で診察を受ける人が多く、患者側が常に現金を用意しているため双方困らないこと。もうひとつは、一般的な診療所の患者の約5割が高齢者であり、キャッシュレス決済の利用率がそもそも低いことです。

しかし、2020年に60代を対象に行われた調査によれば、「電子マネーを利用できたら良いと思う場所」として、医療機関(歯科医院など)が1位に上げられました。電子マネーの利用者そのものが増えれば、高齢者の利用も増えると考えられますから、今後は医療機関におけるキャッシュレス決済の需要は増えていくことでしょう。

出典:60歳以上のシニアの53.2%が、電子マネーを使いたい場所に「歯科医院などの医療機関」と回答!|PR TIMES

2クリニック・歯科医院がキャッシュレス決済を導入するメリットとは?

クリニックや歯科医院がキャッシュレス決済を導入するメリットは、どのようなところにあるのでしょうか。詳しく解説していきます。

2-1.会計の待ち時間を短くできる

診察が終わった後、会計までに時間がかかるクリニックは多いものです。キャッシュレス決済なら、患者さんがレジ前まで来て財布を出して、現金を数えて、釣り銭をもらって…という流れを大幅に短縮できます。

患者、病院側双方とも現金を数える手間がなくなるので、その分会計にかかる時間が短縮でき、次の患者さんの会計により早く移れます。

2-2.院内感染・二次感染リスクを抑制できる

会計にかかる時間が短くなれば、診察後に待合室で待つ時間が短くなり、レジ前で患者さんとスタッフが関わる時間も短縮できますから、病院スタッフと患者間、もしくは患者同士でのウィルス感染を抑制することができます。

新型コロナウイルスに限らず、従来型の風邪やインフルエンザが流行している時期にも、その恩恵は大きなものとなるはずです。

2-3.会計間違いが減り、レジ締め作業も効率化できる

キャッシュレス決済を導入することで、スタッフと患者さんの会計時の工数が減るため、レジの打ち間違いや、釣り銭間違いを減らすことができます。

レジ締め作業もスムーズになりますし、会計間違いによって患者さんからの信頼を損ねるようなことも少なくなります。

2-4.患者の心理的負担が減り、未払いリスクも減る

一般的に病院の会計は、レジでのお会計までかかる金額がわかりません。そのため、患者さんは「現金をどのくらい持っていればいいのだろうか…」と不安に感じることがあります。

キャッシュレス決済を導入していれば、こうした心配がなくなります。また、患者さんに手持ちの現金がないときに、未払いになってしまうリスクが低減できるので、医療機関にとってもメリットとなります。

2-5.他のクリニックとの差別化ができる

すでにお伝えしたとおり、キャッシュレス決済を導入しているクリニックはまだまだ少ないのが現状です。そのため、キャッシュレス決済の導入そのものが他のクリニックとの差別化となります。

キャッシュレス決済の普及率が高い都市部や、会社帰りの社会人でも診察を受けられるよう、夜間まで診察を行っているクリニックなどでは、とくにキャッシュレス決済の導入が歓迎されることでしょう。

2-6.決済手数料は患者の「自己負担額」にしかかからない

クリニックや歯科医院がキャッシュレス決済導入を躊躇する理由のひとつが、決済手数料の問題といわれています。ブランドにより異なりますが、キャッシュレス決済には決済手数料が発生し、積み重なれば小さくない金額になるのは事実です。

ただし、保険診療の場合、患者さんが自己負担した額にしか決済手数料がかからないのは、注意したい点です。そのため、他業種に比べて、医療機関はキャッシュレス決済の導入のハードルが低いとも考えられます。

3まとめ:キャッシュレス決済対応レジは「使いやすさ」を重視して導入しよう

クリニックや歯科医院がキャッシュレス決済を導入する際、どのような決済端末を選ぶとよいのでしょうか。選ぶ際の留意点と、おすすめの端末を解説します。

3-1.使いやすくトラブルが少ないレジなら患者・スタッフ双方ストレスが少ない

キャッシュレス決済を導入した結果、病院スタッフの手間暇が増えてしまうことだけは避けたいものです。

現在、キャッシュレス決済用の端末としてスタンダードなのは、従来のレジをそのまま使い、レジの横に独立したクレジットカードや電子マネー用の端末(CAT端末)を設置する方法です。実績が豊富で信頼性の高い方法ではあるものの、端末が連動していないため、打ち込んだ金額をキャッシュレス決済用端末に打ち直す「2度打ち」が発生します。

これは、キャッシュレス決済する患者さんが増えるほどスタッフの手間となり、金額の入力間違えの可能性も高くなります。ベターな方法ではありますが、最善とはいえません。

3-2.キャッシュレス決済対応レジスターの「ブルレジ」なら効率のよい会計業務が可能に

こうした弱点を解消したのが、クレジット、電子マネー、QRコード決済に対応した、カシオの「ブルレジ」です。

キャッシュレス決済端末とレジスターが連動するため、金額の「2度打ち」が不要。スピーディかつミスのない決済業務が実現できます。また、本体は業務用基準の耐久性を持ち合わせているので、故障などのトラブルも起こりづらくなっています。

また、カシオでは、契約者様向けコールセンターをご用意。専門のスタッフが365日(9時から22時)対応しているので、万が一のトラブルの際も安心です。

こちらのページでは、カシオがご提供するキャッシュレス決済端末のご紹介をしていますので、あわせてご覧ください。

カシオのキャッシュレス決済

2021年7月

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