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調剤薬局にキャッシュレス決済を導入するメリットとは?

現在、調剤薬局には個人店などの小規模店も多く、キャッシュレス決済の導入はまだまだこれから…というのが現状です。ですが近年、大手薬局チェーンやドラッグストアの調剤窓口が店舗を増やしており、これらの調剤薬局の多くはキャッシュレス決済も導入しています。

日本では、ここ数年でキャッシュレス決済が一気に普及し、60代以上の高齢者の利用も増えています。そして、調査では調剤薬局などの医療機関でキャッシュレス決済を利用したいと考えている人は実に4割にも及ぶのです。

このコラムでは、キャッシュレス決済を取り巻く環境や、調剤薬局がキャッシュレス決済を導入するメリット、さらにキャッシュレス決済に対応したレジの選び方について、詳しくご紹介していきます。

1調剤薬局と日本のキャッシュレス決済の現状

調剤薬局におけるキャッシュレス決済の導入状況はどのようになっているのでしょうか。データから現状を紐解きます。

1-1.日本におけるキャッシュレス決済の利用者は10年で2倍以上に

まずは日本全体のキャッシュレス決済の状況からお話します。日本におけるキャッシュレス決済の普及は、諸外国に比べ遅れているといわれてきましたが、近年、手数料率の低いQRコード決済サービスが登場したこともあり、個人店にもおいてもキャッシュレス決済の導入が進みました。

2009年にわずか12.3%だったキャッシュレス決済の比率は、2019年には26.8%まで増え、10年で実に2倍以上に。2017年以降は加速度的に比率が増えていることを考えると、今後さらに利用率は高くなるものと考えられます。

参考:キャッシュレス・ロードマップ2021|一般社団法人キャッシュレス推進協議会

1-2.調剤薬局でキャッシュレス決済を使いたいと考える人は多い

2020年に行われた調査では、病院や調剤薬局などの医療機関でキャッシュレス決済を使いたいと考えている人は、全年代で40%ほどいることがわかっています。もっとも多いのは30代の男性で、次に多いのは60代の男性です。

また、スマホ決済の利用率は高くはないものの、カード型電子マネー決済(IC決済)の利用率は60代男女ともに高くなっており、若者だけでなく高齢者にもキャッシュレス決済の利用者が増えていることが見て取れます。

参考:キャッシュレス決済に関する調査|楽天インサイト

2調剤薬局がキャッシュレス決済を導入するメリット

調剤薬局がキャッシュレス決済を導入することで得られるメリットは、具体的にどのようなものでしょうか。詳しく解説していきましょう。

2-1.お会計にかかる時間が短くなる

キャッシュレス決済によるお会計は、現金でのお会計よりスピーディです。患者さんが現金を数えて用意し、薬局のスタッフがその現金を確認して釣り銭を渡す手間がまるごとなくなります。

ひとりひとりのお会計がスピーディになれば、次の患者さんをお待たせする時間も短くなります。その積み重ねで、調剤薬局の業務がスムーズになっていきます。

2-2.ウイルス感染リスクを抑制できる

キャッシュレス決済によってお会計がスムーズになれば、患者さんが待合スペースで待つ時間が短くなります。お会計で対面する時間も短くなるため、ウィルス感染のリスクを抑えることができるでしょう。

キャッシュレス決済では現金に触れる必要がありませんし、電子マネー決済(IC決済)とコード決済(QRコード・バーコード)では、決済端末に触れることすらありませんので、現金決済よりもウィルス対策に関して有利なのです。

2-3.患者さんの心理的負担を減らせる

一般的な買物では、お会計の前に金額がわかっています。しかし、調剤薬局で薬を受け取る場合、事前にお会計の額はわかりません。これは、お会計の状況としては特殊です。

患者さんの多くは調剤薬局に訪れる前に病院で診察を受けていますから、手持ちを十分に用意したつもりでも、病院への支払いで現金が足りなくなってしまうケースも考えられます。

このようなとき、キャッシュレス決済が可能であれば、患者さんは安心して調剤薬局を訪れることができます。調剤後に慌ててATMへ行く必要もなくなりますから、とくに体調の優れない患者さんにとっては有り難いサービスのはずです。

2-4.現金の取扱いが減りレジ締めが早くなる

キャッシュレス決済を利用する患者さんが多くなるほど、現金の取扱いは減ります。そうすると、営業開始前にスタッフが銀行に出向いて両替する手間や、営業終了後のレジ締め作業にかかる時間が減り、業務の負担が減ります。

これは大規模な調剤薬局ほど顕著ですが、少ない人数で切り盛りしている調剤薬局にとっても有り難いメリットです。浮いた時間で他の仕事をしたり、早く業務を終えることができるようになります。

2-5.決済手数料が患者の「自己負担額」にのみかかる

調剤薬局がキャッシュレス決済の導入を躊躇する理由のひとつに、決済手数料の問題もあるかもしれません。患者さんから同じ代金をいただいても、決済手数料の分利益は減ってしまいます。

ですが、この決済手数料は自己負担額にかかります。健康保険での薬剤の自己負担割合は1割~3割ですから、この1割~3割の金額にしか決済手数料はかからないのです。

全額に決済手数料がかかるOTC医薬品に対し、保険調剤の場合は極めて少額の手数料で済むため、導入のハードルは低いのです。

2-6.大手調剤薬局チェーン・ドラッグストアへの顧客流出を防ぐきっかけになる

2020年に行われた調査では、調剤薬局などの医療機関でキャッシュレス決済を使いたいと考えている人は、約40%にものぼることがわかっています。

キャッシュレス決済の導入が進む大手調剤薬局チェーンや、ドラッグストアの調剤窓口の好調からも、キャッシュレス決済を利用できるかどうかが、調剤薬局を選ぶ際の重要な要素になってきていると考えるのは自然です。

小規模な調剤薬局がキャッシュレス決済を導入することは、大手チェーンへの顧客流出を防ぐことにつながると考えられます。

3まとめ:キャッシュレス決済対応レジを導入する際は「使いやすさ」を重視して選ぼう

調剤薬局がキャッシュレス決済を導入する際、どのような決済端末を選ぶとよいのでしょうか。詳しく解説します。

3-1.毎日使う道具だから使いやすくて信頼性の高いレジを選ぼう

キャッシュレス決済の導入によってトラブルが起こり、調剤薬局スタッフの仕事量が増えてしまうことは避けたいものです。

現在、もっともスタンダードなキャッシュレス決済用の端末に「CAT端末」があります。これは、従来のレジの横に、独立したクレジットカードや電子マネー用の端末を設置する方法です。長年の実績がある方式ですが、レジと決済端末が連動していないため、お会計の総額をCAT端末に打ち直す「2度打ち」が必要です。

キャッシュレス決済が1日2~3件であれば問題にはならないでしょうが、キャッシュレス決済を使う患者さんが増えれば増えるほど、「2度打ち」は負担になりますし、打ち間違えるリスクもあります。可能であれば「2度打ち」をしなくて済む方法を取ったほうがよいでしょう。

3-2.決済端末と連動する「ブルレジ」なら効率のよい会計業務が可能

これらの弱点を解消したのが、クレジット、電子マネー、QRコード決済など様々なキャッシュレス決済に対応した、カシオのキャッシュレス決済対応レジスター「ブルレジ」です。

業務用レジのため耐久性に優れていて、金額の「2度打ち」の手間もなくなるため、価格の打ち間違いによるミスもなくなります。

また、カシオでは、契約者様向けコールセンターをご用意。専門のスタッフが365日(9時から22時)対応しているので、万が一のトラブルの際も安心です。

こちらのページでは、カシオがご提供するキャッシュレス決済端末のご紹介をしていますので、あわせてご覧ください。

カシオのキャッシュレス決済

2021年7月

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