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ネイルサロンにキャッシュレス決済を導入するメリットとは?

近年、日本のキャッシュレス決済の利用率が高まっています。これは、以前から利用されていたクレジットカードや電子マネーに加え、QRコード/バーコードを使ったコード決済が多数登場したことで、キャッシュレス決済がより身近になったためです。

それに伴って、キャッシュレス決済を導入する店舗が増えています。ネイルサロンは比較的客単価が高く、また、ネイリストとお客様が相談しながらメニューを決めていくため、手持ちの現金を気にしなくて済むキャッシュレス決済に向いている業種です。

このコラムでは、ネイルサロンがキャッシュレス決済を導入するメリットについて、詳しく解説します。

1キャッシュレス決済の利用者は10年で2倍以上に

日本におけるキャッシュレス決済の利用率は、2009年にはわずか12.3%でしたが、2019年には26.8%となり、10年で約2倍まで増えました。

日本のキャッシュレス決済の普及は、諸外国に比べると今も遅れていますが、近年、手数料の低いQRコード決済サービスが登場したこともあり、個人店においてもキャッシュレス決済の導入が進んでいます。

政府では、大阪・関西万博を開催予定の2025年までにキャッシュレス決済比率を40%まで引き上げたい考えです。さらに、将来的には80%を目指すとしていますから、キャッシュレス決済が一層普及することは間違いないでしょう。

参考:キャッシュレス・ロードマップ2021|一般社団法人キャッシュレス推進協議会

2ネイルサロンがキャッシュレス決済を導入する3つのメリット

ネイルサロンがキャッシュレス決済を導入すると、どのようなメリットが期待できるのでしょうか。

2-1.手持ちの現金を気にする必要がなくなり、客単価のアップが期待できる

クレジットカード決済の利用者は、支払額が多くなる傾向があります。理由については諸説ありますが、現金を目にしないこともあり、高額決済の心理的ハードルが低いためと考えられています。

キャッシュレス決済が可能であれば、お客様が「いつもより少し凝ったデザインのネイルにしたい」と思ったときに、手持ちの現金を気にせずメニューを追加・変更できます。また、ネイルの前にネイルケアやハンドケアなどのオプションメニューを追加してくれるかもしれません。

お店側はより良いサービスを提案・提供できる機会が増えますし、お客様は手持ちの金額を心配する必要がなくなります。キャッシュレス決済の導入は、店舗側、お客様側の双方にとってメリットが大きいものになるはずです。

参考:消費者・事業者インサイト調査|一般社団法人キャッシュレス推進協議会

2-2.お会計時のミスが減り、レジ業務にかかる時間も短くなる

現金決済では、お客様が財布から現金を取り出し、ネイルサロンのスタッフがそれを受け取って数え、釣り銭を用意してお客様にお渡しする、という現金のやりとりが発生します。

ですが、キャッシュレス決済では、この作業が丸ごとなくなります。お会計金額をお客様が確認したら、クレジットカードや電子マネーで支払うだけで済んでしまいます。

お会計時のレジ作業が短くなってスタッフの手間が少なくなるだけでなく、釣り銭の金額間違いや、釣り銭の渡し損ねがなくなります。

また、小人数で営業しているネイルサロンでは、技術者がレジ業務を兼ねることが多いため、お会計作業に割く労力が小さくなるメリットは大きいはずです。

2-3.レジ締め作業が早くなり、防犯面でも有利

キャッシュレス決済を利用するお客様が多くなり、現金の取扱い量が減ると、営業終了後のレジ締め作業がスピーディになります。

経済産業省の調査によれば、レジ1台あたりの締め作業は平均25分かかるとされています。レジ締め作業が早くなれば、その分、別の仕事をしたり、早く仕事を終えることができるのです。

また、釣り銭用の現金を用意したり、売上金を預けに銀行に出向く機会も少なくできます。預けに行く回数を変えなければ、銀行まで持ち歩く現金の額が少なくでき、さらに店舗に置いておく現金も少なく出来ますから、防犯面で有利になります。

参考:キャッシュレスの現状及び意義|経済産業省

3ネイルサロンにキャッシュレス決済端末を導入するときのポイント

ネイルサロンにキャッシュレス決済を導入する場合、どのような決済端末を選べばよいのでしょうか。ポイントを解説します。

3-1.幅広い決済方法に対応した決済端末なら長く使える

キャッシュレス決済には、大きく3つの種類があります。

【キャッシュレス決済の種類】

  • クレジットカード
  • 電子マネー決済(IC決済)
  • コード決済(QRコード・バーコード)

ネイルサロンのお会計は、5千円~1万円ほどが中心ですから、高額決済での利用率が高いクレジットカードの導入は必須と考えられます。また、ポストペイ型(後払い式)の電子マネー決済やコード決済も、今後、利用率が伸びるかもしれません。

また、電子マネーやコード決済を取り巻く環境の変化は早いので、必要に応じて幅広い決済方法に対応できる決済端末を選んでおいたほうが、長く使える可能性が高くなります。

3-2.売上分析もできるレジなら業務効率もアップする

キャッシュレス決済に対応したレジの中には、売上分析や顧客管理に対応した製品もあります。自店舗の売上データを元に、時間帯や曜日による売上の違いを確認できるため、お客様の多い時間や曜日などを”見える化”でき、経営戦略の検討や、シフト作成に役立ちます。

経済産業省の調査では、売上データの集計に1店舗あたり毎日平均23分かかっているというデータがあります。レジ締めや売上集計は、営業終了後、スタッフが疲れた状態で行うこともありますから、これらの作業を効率化することで集計ミスを減らし、スタッフの帰宅時間も早くできると考えられます。

参考:キャッシュレスの現状及び意義|経済産業省

4まとめ:キャッシュレス決済の導入ならカシオの「ブルレジ」がおすすめ

カシオの「ブルレジ」なら、クレジット、電子マネー、コード決済すべてに対応可能です。キャッシュレス決済端末とレジ本体が連動できるので、金額の「2度打ち」(レジでお会計した総額をキャッシュレス決済端末に打ち込むこと)が必要ありません。

また、スマートフォンとレジをBluetoothで接続することで、売上データの確認や業務日誌の作成が可能となる「CASIO ECR+」(無料)や、売上分析や顧客管理が可能な「CASIO ECR+Premium」(有料サービス)にも対応しています。

カシオでは、契約者様向けコールセンターをご用意しており、専門のスタッフが365日(9時から22時)対応していますから、万が一のトラブルも安心。業務への影響を最低限に抑えられます。

こちらのページでは、カシオがご提供するキャッシュレス決済端末のご紹介をしていますので、あわせてご覧ください。

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2021年8月

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