雑貨店でキャッシュレス決済を導入するメリットとは？

ここ数年で、日本では多くの人がキャッシュレス決済を利用するようになりました。政府が掲げる「2025年に利用率40％」という目標に向け、順調に普及が進んでいます。 雑貨店などの小売業は、もっともキャッシュレス決済の導入が進んでいる業種のひとつです。小売業として見ると、2021年時点で88％の店舗がキャッシュレス決済に対応しており、キャッシュレス決済が使えることは、もはや当たり前になりつつあります。 このコラムでは、雑貨店がキャッシュレス決済を導入するメリットを説明するとともに、キャッシュレス決済を導入するなら、どういったキャッシュレス決済端末がおすすめかについても解説していきます。

目次

• 1．日本のキャッシュレス決済の現状
• 2．雑貨店がキャッシュレス決済を導入するメリット
  　2-1.お客様の来店意欲が削がれなくなる
  　2-2.客単価のアップが期待できる
  　2-3.会計時のミスが減り、レジ締めも早くなる
  　2-4.お店に置いておく現金が少なくなり防犯対策になる
  
• 3．雑貨店にはどのキャッシュレス決済方法を導入するとよいか
• 4．まとめ：雑貨店のキャッシュレス決済導入にはカシオの「ブルレジ」がおすすめ

1日本のキャッシュレス決済の現状

日本のキャッシュレス決済比率は、2009年から2019年の10年間で約2倍になりました。2019年時点でのキャッシュレス決済比率は26.8％で、近年は2％以上の伸び率を見せています。

経済産業省が2019年から2020年に行った「キャッシュレス・消費者還元事業」は、それまでキャッシュレス決済を利用したことのなかった人が、初めてキャッシュレス決済を利用するきっかけになりました。

2020年に行われた調査では、「キャッシュレス・消費者還元事業の終了後もキャッシュレス決済を利用したい」と答えた人は7割を超えており、キャッシュレス決済を一度使ったことで、その利便性や有用性に気づいた人が多いことがわかります。

その、「キャッシュレス・消費者還元事業」と時を前後して、コード決済（QRコード・バーコード）サービスが多数登場したことも普及の大きな後押しになりました。今までクレジットカードや電子マネーを利用してこなかった消費者や、導入していなかった個人店でも広く利用されるようになり、キャッシュレス決済の裾野を広げました。

今後、2025年にキャッシュレス決済比率を40％にするという目標に向け、利用者はより一層増えていくものと考えられます。

参考：キャッシュレス・ロードマップ2021｜一般社団法人キャッシュレス推進協議会
参考：キャッシュレス決済に関する調査｜楽天インサイト

2雑貨店がキャッシュレス決済を導入するメリット

雑貨店がキャッシュレス決済を導入すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。具体的に解説します。

2-1.お客様の来店意欲が削がれなくなる

JCBが2019年に行った調査では、キャッシュレス決済が使えないとわかったとき、そのお店への来店意欲が「とても下がる」「どちらかというと下がる」と答えた人が、合わせて53.5％に達しました。

まもなく、約3割の決済がキャッシュレス決済となる状況であることを考えると、この傾向は無視できないものでしょう。なぜなら、キャッシュレス決済比率が高まれば高まるほど、顧客の獲得に不利になってしまうからです。

キャッシュレス決済派のお客さまの来店意欲を削がず、気持ちよく買い物をしてもらうためにも、キャッシュレス決済の導入は前向きに考える時期に来ているようです。

参考：キャッシュレス決済に関する調査｜株式会社ジェーシービー

2-2.客単価のアップが期待できる

キャッシュレス決済は、客単価のアップも期待できます。

クレジットカード決済の利用者は、客単価が高くなる傾向があることがわかっています。具体的な理由ははっきりしていませんが、現金を直接目にせずに会計できることから、決済金額が高くなることへの心理的な影響が現金に比べて小さいことなどが理由のようです。

雑貨店に訪れたお客様が「あれもほしい」「これもほしい」となることは、よくあること。そんなとき、キャッシュレス決済が使えるとわかれば、手持ちの現金を気にせず買い物ができますし、クレジットカードの分割払いを利用すれば、多少予算オーバーでも購入できます。

お店側も、より多くの商品や高額な商品を販売できるようになるわけですから、キャッシュレス決済の導入は、双方にとってメリットの大きいものと言えるでしょう。

参考：消費者・事業者インサイト調査｜一般社団法人キャッシュレス推進協議会

2-3.会計時のミスが減り、レジ締めも早くなる

キャッシュレス決済では、現金のやりとりが発生しません。そのため、現金の数え間違いや、釣り銭の間違いがなくなり、お客様の信頼を損なってしまうことに繋がる会計ミスが少なくなります。

また、キャッシュレス決済でのお会計が増えると、現金の取扱量が減ります。その結果、レジ締め作業の際に現金を数える時間が短くなり、レジ締め作業がスピードアップします。経済産業省の調査では、レジ1台あたり、レジ締め作業に20～25分程度かかるとされています。その作業が短縮できれば、その分、他の業務に時間を使ったり、早く業務を終えたりできます。

参考：キャッシュレスの現状及び意義｜経済産業省

2-4.お店に置いておく現金が少なくなり防犯対策になる

キャッシュレス決済の導入によって、現金の取扱いが少なくなると、夜間、お店に保管しておく現金を少なくできますから、防犯対策にもなります。

お店に現金を保管していて、空き巣被害などの盗難に遭うと、お店の経営に甚大な影響を与えます。そういった面でも、現金そのものを扱わないキャッシュレス決済のメリットは大きいのです。

3雑貨店にはどのキャッシュレス決済方法を導入するとよいか

雑貨店がキャッシュレス決済を導入するときに、どのキャッシュレス決済方法を導入するとよいのでしょうか？

キャッシュレス決済には、以下の3種類があります。

【キャッシュレス決済の種類】

• クレジットカード
• 電子マネー決済（IC決済）
• コード決済（QRコード・バーコード）

この3つの中で、保有率がもっとも高く、高額決済に利用されることも多いのはクレジットカードです。先ほど紹介したとおり、客単価がアップする傾向もありますから、クレジットカード決済の導入は真っ先に検討しましょう。

少額決済になると、電子マネー決済とコード決済の利用率が高くなります。先払いタイプは決済額が低く抑えられているものがほとんどですが、後払いタイプはクレジットカードと同じく高額決済に対応します。今後、数万円の決済でも利用されるケースが増えるかもしれません。

決済端末を導入する際は、クレジットカードの決済を基本に、電子マネー決済とコード決済にも対応した端末を選ぶとよいでしょう。最初からすべての決済方法を導入するのが難しい場合は、後からの導入にも柔軟に対応できるキャッシュレス決済端末を導入しておくことが重要です。

4まとめ：雑貨店のキャッシュレス決済導入にはカシオの「ブルレジ」がおすすめ

カシオのブルレジは、「クレジットカード」「電子マネー決済」「QRコード決済」の3つの決済方法に対応できるキャッシュレス決済対応レジです。

ブルレジ本体と、キャッシュレス決済端末の連動が可能なため、金額の「2度打ち」（レジでお会計した総額をキャッシュレス決済端末に打ち込むこと）が必要なくなるのも特長で、金額の打ち間違いのミスがなくなるとともに、会計がスムーズになります。

さらに、売上の確認や、業務日誌の作成がスマートフォンからできる「CASIO ECR＋」（無料）と、売上分析や顧客管理ができる「CASIO ECR+Premium」（有料サービス）が用意されているため、店舗運営が効率化できます。

また、カシオでは、契約者様向けコールセンターをご用意しており、専門のスタッフが365日（9時から22時）対応していますから、万が一のトラブルも安心です。

こちらのページでは、カシオがご提供するキャッシュレス決済端末のご紹介をしていますので、あわせてご覧ください。

カシオのキャッシュレス決済

2021年9月

このページをシェア