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飲食店の広告宣伝費の相場とは? 費用対効果を高めるコツを解説

広告による宣伝は、飲食店の集客において重要な手段です。最近では、チラシや雑誌などへの広告掲載以外に、ウェブ広告や、グルメサイト、SNSの活用といった新たな手段も登場しており、これらを組み合わせて利用することが、効果的な宣伝のカギになっています。

宣伝のための手段が多様になる中で、広告宣伝費にどのくらいの費用をかければよいか、業界の相場はいくらなのか、悩んでいる飲食店経営者は少なくないと思います。そこで、このコラムでは、飲食店の広告宣伝費の考え方や、宣伝の方法、そして費用対効果を高めるコツについて紹介していきます。

1飲食店の広告宣伝費の相場・比率は?

飲食店に最適な広告宣伝費は、平均で、売上の5%程度とされています。客層や立地、経営状態によってお店ごとに最適な広告費は異なりますが、まだ自分のお店に適した広告費がわからない段階では、いったん「売上の5%」を目安に戦略を立ててみてもよいでしょう。

飲食店は、美容院や治療院などと同じく、常に何らかの広告を出しておく必要がある業種のひとつとされています。クチコミによる来店や、常連のお客様だけで十分に経営が成り立っているお店でない限り、広告宣伝費を完全になくすことは難しく、一定の費用が必要です。

2飲食店が利用できる主な広告・宣伝の方法

集客に使える広告や宣伝にはどのようなものがあるのでしょうか。まずは、飲食店が利用できる、広告や宣伝の方法を見ていきましょう。

2-1.新聞折り込みチラシへの広告掲載

家庭に配達される新聞と一緒に届けられる「折り込みチラシ」に広告を掲載する方法です。地域を絞って広告を出せるので、店舗の近所に住んでいる人たちに効率よく宣伝できます。

気をつけたいのは、新聞を取らない家庭が増えていることです。主なターゲットは主婦層や高齢者層に加え、ファミリー層となり、若年層や一人暮らし世帯は新聞を取っていないことが多いため、他の手段を考える必要があります。

2-2.雑誌・フリーペーパーへの広告掲載、タイアップ記事の掲載

雑誌やフリーペーパーなどの紙媒体に広告を出稿したり、タイアップ記事を掲載したりする、宣伝の王道ともいえる方法です。

選ぶ媒体によって、ある程度ターゲットを絞ることができ、特に雑誌は種類によっては長い期間に繰り返し読まれることから、宣伝の効果が比較的長持ちする傾向があります。宣伝用に記事を作ってもらう「タイアップ記事」なら、効果はさらに高まるでしょう。

駅やスーパー、街頭などで無料配布されているフリーペーパーへの広告出稿も有効です。地域を絞って宣伝できる上、若い人の目にも比較的触れやすい媒体です。しかし、雑誌やフリーペーパーは、依頼してから掲載まで時間がかかります。計画的な出稿が必要です。

2-3.グルメサイトへの情報掲載

インターネットのグルメサイトに店舗の情報を掲載する方法です。まさに今、飲食店を探している人に見てもらえることから効果が大きく、グルメサイトによっては、オンラインで予約を受けることもできます。

ユーザーが予算や地域を絞ってお店を探すタイプの「ガイド型」のグルメサイトは、お店が掲載料を払ってサイトに掲載してもらう仕組みです。ユーザーがクチコミや写真を投稿する「クチコミ型」は、ユーザーがお店のクチコミを投稿すればお店の情報が掲載されます。しかし最近では、お店が料金を支払って公式情報を掲載するケースが多くなりました。

ガイド型は、飲み会や女子会など、人が集まることが目的の飲食店探しに使われる傾向があります。一方のクチコミ型は、味を基準に飲食店を探す人に利用される傾向です。自分のお店の特徴に合わせて利用するサイトを決めるとよいでしょう。

2-4.ウェブ・ソーシャルメディア広告

ウェブサイトやSNSに広告を掲載する方法です。ウェブ広告の多くは、ユーザーの年齢・性別・地域などに加え、ユーザーのウェブ閲覧行動から趣味趣向を推測し、その人が興味を持ちそうな広告が表示される、「パーソナライズド広告」という仕組みを取っています。

そのため、すべての人に同じ広告を一律で見てもらう従来の方法より、広告に興味を持ってもらえる可能性が高くなっています。広告宣伝費が限られている場合でも、効果を得やすい傾向があり、これが最近のウェブ広告人気の根本にあります。

3飲食店の広告・宣伝の費用対効果を高めるコツ

広告による宣伝は飲食店にとって大切ですが、やみくもに広告を出稿しても効果は十分に得られません。大切な宣伝費を効果的に活用するにはどうしたらよいかをみていきます。

3-1.年間で予算を組んでイベント時期に合わせて配分する

売上の5%を目安に広告宣伝費を用意する場合、月額で考えるのではなく、年額で考えた方が柔軟な広告戦略が可能になります。その理由は、飲食店には、忘年会/新年会シーズンや、歓送迎会シーズン、ゴールデンウィークやクリスマスなど、季節ごとのイベントがあるためです。

広告宣伝費を月額で決めてしまうと、イベントに合わせてキャンペーンを行おうとしたときに、十分な予算を確保できない場合が出てくる可能性があります。また、広告宣伝費を年額で考えることで、雑誌のタイアップ記事に挑戦するなど、大規模な宣伝にも対応できるようになります。

3-2.従来型とウェブ、両方の広告を検討する

インターネットに掲載するウェブ広告は、代理店に頼らなくても、少額でスタートできるなど、個人経営店でも使いやすい優れた広告形態です。そのため、最初に検討する経営者の方も多いと思います。

しかし、従来型の広告の効果も侮れません。現在でも、ショップカードの頒布や、チラシのポスティングなどは、費用対効果の高い宣伝手段と考えられています。また、チラシには求人情報を掲載することもできるため、求人サイトへの掲載費を節約できるメリットもあります。

お店が人目に付く立地であれば、看板広告の設置も有効でしょう。ウェブ広告やSNS戦略も大切ですが、従来の手法でも効率のよいものはあるので、最初からどちらかに限定せず、バランスよく検討しましょう。

3-3.無料で使えるサービスを活用する

お店の宣伝に使える手段は、有料のものばかりではありません。インターネットには無料で宣伝に使えるサービスがいくつか存在します。

例えば、インスタグラムやツイッター、フェイスブックなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)にお店の情報を投稿することは、お店の宣伝になります。投稿には工夫が必要ですが、成功した際の宣伝効果は高く、多くのお店が取り組んでいます。

GoogleやGoogleマップで近くのお店を検索した際に、お店の情報が表示される「Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)」も人気です。予約サイトへ誘導したり、SNSのようにお店の営業情報などを投稿したりできて、完全無料で利用できます。

今後は、よりインターネットを活用することの重要度が増してくると考えられますから、これら無料のサービスを少しずつ活用しながら、慣れておくことも大切です。

4まとめ

飲食店にとって、宣伝は重要な集客手段です。適切な宣伝を行うことができれば、確実に集客を生むことができるでしょう。

そのために重要なのは、お店の客層を見極め、それに合った広告・宣伝の手段を選ぶことです。このコラムを参考に、効果的な広告運用を行って、来客数のアップに繋げていきましょう。

2022年1月

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