店舗運営応援コラム
お店の空きスペースから収益を上げる方法とは? コロナ禍で売上に困っているお店必見
お店の空いているスペースに広告を掲載したり、営業時間外にお店を貸し出したりすることで、収益を上げる方法があることをご存じでしょうか?
近年、お店に広告を掲載したい人や、お店のスペースを借りたい人と、お店側を繋ぐマッチングサービスが登場したことで、今まで無かった方法で収益を上げることが可能になりました。コロナ禍での売上ダウンに悩んでいるお店にとって、朗報になるかもしれません。
このコラムでは、お店の空きスペースから収益を上げる方法を詳しく紹介していきます。
1お店の空きスペースを広告枠として提供する
お店の空いているスペースに、他社や他店の広告を掲載したり、チラシやショップカードを置いたりすることで、収益を得る方法があります。まずは、その方法を見ていきましょう。
1-1.お店の壁や窓などを広告枠として提供する
お店の壁や窓、ちょっとした棚などのスペースを、他のお店や企業の広告を掲載する場所として提供して収益を得る方法です。最近は、宣伝を行いたい人や企業と、広告を掲載することで利益を得たいお店をマッチングさせるサービスが登場しており、手軽に利用できるようになっています。
【広告を掲載する空きスペースの例】
- 路面に面した窓
- 店内の壁
- 客席テーブルの上
- レジの横
- トイレの洗面台横の壁
空きスペースに広告を掲載することで、今まで使っていなかったスペースから収益を発生させることができます。店内の壁や、路面に面した窓、客席のテーブルの上など、目立つ場所であればあるほど、大きな収入が見込めます。
一方で、目立つ部分ほど広告の内容に気をつける必要があります。お店の雰囲気を壊さないよう、ミスマッチ感のない広告を選ぶことが大切です。もし、目立つところに掲載するのは気が引けるのであれば、レジ横にショップカードを置く方法もあります。
出典:MACHISUPE
出典:Tellad
1-2.商品を入れる袋などに広告を同封する方法も
お買い上げいただいた商品を入れる紙袋や、オンラインショップで購入いただいた商品の箱に、パンフレット、チラシ、ショップカードなどを同封することで、広告収益を得る方法もあります。
【広告を同封・印刷する例】
- お客様に渡す袋にチラシを同封
- オンラインショップで販売した商品の箱にチラシを同封
- 割り箸や使い捨ておしぼりの袋に広告を印刷
飲食店であれば、割り箸の袋や、使い捨ておしぼりの袋に印刷したり、コップに広告を印刷したりすることもできます。印刷代などの費用も広告主が持ってくれるのであれば、箸やおしぼりなどの経費を節約できる可能性もあります。
一方で、手当たり次第に広告を同封したり、印刷してしまったりすると、お店のイメージが損なわれる可能性があります。バランスを考えながら、上手に活用しましょう。
2お店のスペースを貸し出す
営業時間外などに、お店のスペースを貸し出すことで収益を得る方法もあります。借りたい人と、貸したいお店を繋ぐマッチングサービスが登場したことで、活発になりつつある方法です。
2-1.定休日や営業時間外に店舗を丸ごと貸し出す
お店の定休日や営業時間外に、お店を貸し出す方法です。もっとも多いのは飲食店ですが、美容院やマッサージ店、ダンスなどのレッスンスタジオの貸し出しも増えています。お店を貸し切る目的は、以下のようなものです。
【お店を丸ごと貸し切る目的の例】
- 飲食店を丸ごと貸し切ってのセミナーやパーティー
- 美容院を貸し切っての個人練習
- レッスンスタジオを貸し切っての個人や団体での練習
- マッサージ店を借りて時間限定で営業を行う
営業時間外だけでなく、予約が入った日や時間は営業を休んでしまい、お店を貸し出す方法もあります。業態にもよるものの、その方が収益を得られるのであれば、検討する価値があるでしょう。
防犯や、後片付け、施錠の問題などがあるため、お店にはスタッフがいる必要があります。その時間は、普段の営業時間中は忙しくてできない事務仕事などをすることで、立ち会うスタッフの負担は小さくなるでしょう。
出典:スペースマーケット
出典:軒先ビジネス
2-2.営業中に空いているスペースを貸し出す
空いているスペースだけを、営業中に貸し出す方法です。この方法であれば、定休日や営業時間外にわざわざスタッフがお店に出向く必要がありません。
お店がある程度大きく、個室があったり、スペースが区切られていたりしないと難しい方法ですが、条件が揃えば難しくはない方法です。たとえば、居酒屋の個室を、予約の入っていない時間帯や、昼営業と夜営業の間だけ貸し出すなどの方法が考えられます。
ホテルや旅館なら、ラウンジや食事の会場があるので、そこをセミナー用として貸し出してもよいでしょう。これらの方法は、通常の営業を続けながら副収入が得られるため、人気になりつつあります。
2-3.空きスペースを物置・荷物置きとして貸し出す
お店を人に貸すことに抵抗があったり、空きスペースを貸すことが手間に感じたりするのであれば、物を置くスペースとして貸し出す方法があります。こちらも、荷物を置きたい人と、荷物を預かることで収益を上げたいお店を繋ぐマッチングサービスが登場しています。
荷物を預かる方法や期間は様々で、空いている個室などを提供して数ヶ月単位で預かるサービスもあれば、1日から1週間程度の短い期間だけ荷物を預かるサービスもあります。
これらのサービスには、荷物の損害を補償する保険が付帯していて、万が一のアクシデントにも備えています。
出典:モノオク
出典:ecbo cloak
3お店のスペースを貸し出す際の注意点
お店の物件が自己所有でなく、賃貸物件の場合は、お店のスペースを貸し出す際に注意が必要です。一時的ではあっても、転貸(物件の又貸し)となる可能性があるため、物件の貸主に許可を取る必要が出てきます。
無断での転貸は民法でも禁じられています。
(賃借権の譲渡及び転貸の制限)
第612条
1.賃借人は、賃貸人の承諾を得なければ、その賃借権を譲り渡し、又は賃借物を転貸することができない。
2.賃借人が前項の規定に違反して第三者に賃借物の使用又は収益をさせたときは、賃貸人は、契約の解除をすることができる。
しかし、近年増えている、お店のスペースの貸し出しを支援するサービスの中には、「店舗の一部のスペースを特定の時間帯のみシェアすることは、転賃に当たらない」としている場合があります。
貸主としても、コロナ禍で経営状況が悪化した借主(店子)が出て行ってしまうくらいであれば、スペースの貸し出しを認めようと考えるかもしれません。賃貸物件だからと諦めずに、一度相談してみるとよいでしょう。
出典:転貸にはならないのでしょうか|軒先ビジネス
4まとめ
ここで紹介した方法であれば、特別な知識が無くても収入を得られます。ちょっとした空きスペースを、指定の時間や期間だけ貸し出すだけで、初期費用もかかりませんから、気軽にスタートできるでしょう。
お店のスタッフから見れば、利用価値がないように感じる隙間も、借りたいと考える人が現れる可能性は十分にあります。賃貸物件の場合、貸主への確認が必要にはなりますが、コロナ禍で売上に困っているお店にとって、貴重な収入になるかもしれません。
このコラムで紹介したことを参考に、検討してみてはいかがでしょうか。
2022年1月
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