店舗運営応援コラム
タブレット型レジとは? 従来のレジとの違いや導入のメリットを紹介
最近注目されているのが、タブレット端末をレジとして利用する「タブレット型レジ」です。従来型レジやPOSレジよりコンパクトでありながら、売上データの集計などが可能で、しかも導入コストが比較的手頃なことから、小規模店舗での導入例が増えています。
では、タブレット型レジと従来型レジには、どのような違いがあるのでしょうか。ここでは、タブレット型レジの機能を詳しく紹介するとともに、タブレット型レジを導入するメリットを解説していきます。
1タブレット型レジとは
タブレット型レジは、その名の通り、タブレット端末のカタチをしたレジです。AndroidやiPadなどの市販のタブレットを利用する製品と、業務用の専用タブレット端末を利用する製品があります。
従来型レジと違い、大きなタッチパネルで操作できるため、直感的に扱うことができます。従来のレジのように、たくさんあるキーの役割や、どのキーにどの機能を割り当てたかなどを覚える必要があまりなく、スマートフォンやタブレットの操作に慣れている人なら、レジを扱ったことがなくても、感覚的に操作できます。
また、タブレット型の「コンピューター」を利用するため、従来型レジより高度な機能が使えるのも特長です。従来型のレジではできなかった、詳細な売上分析や、複数店舗の売上データをまとめることも可能です。
それでいて、価格が比較的リーズナブルで、高価なPOSレジを導入することが難しい小規模な店舗でも導入でき、DX(デジタルトランスフォーメーション)の足がかりとしても注目されています。
2タブレット型レジと従来型レジの違い
タブレット型レジと従来型レジにはどのような違いがあるのでしょうか。機能面から解説します。
2-1.データをリアルタイムに集計できる
タブレット型レジは、売上金額や売れた商品のデータなどをリアルタイムで集計できます。そのため、営業中にいつでも売上を確認することができますし、飲食店がランチタイム営業後に売上を即座に確認して、夜営業の目標を立てることなどもできます。
さらに、単純な売上金額の累積だけでなく、お客様の人数や、粗利、客単価などもリアルタイムで確認できます。こうした機能は、チェーン店などで導入されているPOSレジにも迫る内容です。それでいて、導入のハードルはPOSレジよりずっと低く、個人店などの小規模店舗でも高度な売上分析が可能になります。
2-2.複数店舗の売上をオンラインで一括管理ができる
タブレット型レジは、インターネット回線に接続して使う特性を生かし、売上の管理がオンライン上でできるようになっています。また、同じタブレット型レジ端末を複数導入した場合、売上データを一括で管理することも可能です。
これは、2店舗以上運営しているケースで特に役立ちます。従来型レジでは、お店ごとに別々に売上を計算し、手作業で合算する必要がありましたが、タブレット型レジであれば、特別な手間なく複数店舗の売上を一括管理できます。
2-3.設定や外部連携機能などが強化されている
タブレット型レジは、従来型のレジに比べて多機能になっており、できることが増えています。たとえば、説明書を読みながらポチポチとキーを打つ必要があったショートカットキーの初期設定も、タブレットの大画面やパソコンから簡単にできるようになっています。
また、外部サービスとの連携も可能です。たとえば、自社で運営しているネットショップの決済システムを連携させたり、テイクアウト注文と決済をお客様のスマートフォンで行うシステムと連携させれば、実店舗での売上と、それ以外の売上を一括で管理することもできます。
対応しているサービスは製品によって違うため、導入前に詳細な確認が必要ですが、従来型レジにはできなかったことなので、ぜひ活用しましょう。
3タブレット型レジを導入するメリット
では、従来型のレジではなく、タブレット型レジを導入するメリットはどのようなものなのでしょうか。詳しくみていきましょう。
3-1.すべての売上を一括管理・分析できるから収益改善に役立つ
タブレット型レジは、リアルタイムで売上データを集計し、インターネットを介して事務所のパソコンなどからデータを詳細に閲覧することができます。
こうした特性は、複数店舗を運営していて、さらにネットショップも運営している場合などに、特に大きな効果を発揮します。それぞれの店舗で個別に売上を集計したり、ネットショップの売上を計算して表計算ソフトなどで管理する必要がなくなります。
総売上や、粗利益、客数、客単価なども自動で分析できるため、今まで時間がなく分析しきれていなかったり、勘に頼っていた部分も、データとして見ることができるようになります。
タブレット型レジを導入することで、時間をかけずに、詳しいデータが手に入るようになるため、経営の分析に時間を割けるようになります。季節やイベントによる売上や客単価の変動も可視化できるようになるため、収益改善のヒントが見つかるかもしれません。
3-2.設置場所を選ばず、移動しても使える
タブレット型レジは、設置場所を選びません。タブレット型レジ本体と、現金を収納するドロア、レシートを印字するプリンタが別々になっているため、レジ本体を狭いスペースに設置することもできます。また、タブレットはバッテリー内蔵なので、コードレスで店内を移動して使うこともできます。
たとえば、大きなレジを置くスペースがなかったり、できるだけインテリアをすっきりさせたいお店では、タブレット型レジのみをカウンターの上に置いて、ドロアとプリンターをカウンターの下に隠して設置することも可能です。小規模なネイルサロンなど、お会計が頻繁でないお店であれば、お客様から見えない場所にレジを設置しておいて、必要なときに取り出して使うこともできます。これは、タブレット型レジならではの使い方です。
4まとめ
ここでは、タブレット型レジと従来型レジの違いや、導入するメリットについて詳しく見てきました。
タブレット型レジは、従来型レジよりもコンパクトかつ高機能で、しかも直感的に使える次世代のレジとして注目されています。今まで小規模な店舗では導入が難しかったPOSレジに迫る高機能を実現しており、個人店でも売上の詳しい分析が簡単にできるようになりました。
今後は、キャッシュレス決済の利用率がより高くなって行くことは必須ですから、ドロア一体型レジである必要性は少なくなっていくでしょう。今後、レジの導入や買い替えの機会があれば、タブレット型レジを検討してみてはいかがでしょうか。
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カシオの「EZネットレジ」は、使いやすさと信頼性を兼ね備えた、高機能なタブレット型レジです。
今まで、高価なPOSレジにしかできなかった高度な売上分析が可能で、集計したデータはインターネットを介して管理用のパソコンなどから閲覧・分析が可能です。また、商品名や価格などのマスターデータの設定・管理も使い慣れたパソコンからできるため、商品登録がスピーディーにできます。
EZネットレジ用タブレットと、ドロアやプリンタは別体になっているため、設置の自由度が高く、さらに、必要に応じてキャッシュレス決済端末やお客様用の金額表示などをパーツ単位で追加できることから、不要な機能にコストをかけずに済みます。
さらに、365日対応の電話サポートも行っているため、操作がわからなくなったり、万が一のトラブルの際にも安心です。
こちらのページでは、EZネットレジを詳しくご紹介をしていますので、あわせてご覧ください。
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