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注目のQRコード決済を導入するメリットとは? 導入のポイントも紹介
数あるキャッシュレス決済の中で、もっとも新しい決済手段のひとつが、スマートフォンアプリを利用する「QRコード決済」です。最近では、先行していたICチップを利用した非接触決済の利用者を超えたとする調査結果もあるなど、勢いを増しています。
今回のコラムでは、今あらためて注目を集めるQRコード決済について、その決済方法の種類や、代表的なサービスを紹介するとともに、お店がQRコード決済を導入するメリットについて詳しく解説していきます。
- 1.QRコード決済とは?
1-1.QRコード決済はスマートフォンを使った決済方法
1-2.QRコード決済には2つの種類がある
1-3.QRコード決済の普及率と代表的な決済サービス - 2.QRコード決済を導入するメリットとは
2-1.導入費用・決済手数料が安い
2-2.キャッシュレス派の集客に役立ち、外国人も使いやすい
2-3.決済の安全性が高く、履歴も確認できる
2-4.お会計とレジ締めがスピーディーになる - 3.QRコード決済を導入する際のポイントは?
3-1.お店の客層を考えて導入するQRコード決済サービスを決める
3-2.キャッシュレス決済対応レジを導入すれば、お会計がスムーズに - QRコード決済を導入するならカシオの「ブルレジ」「EZネットレジ」がおすすめ
目次
1QRコード決済とは?
最初に、QRコード決済の仕組みや種類、普及率などを通して、QRコード決済とは何かについて解説します。
1-1.QRコード決済はスマートフォンを使った決済方法
QRコード決済とは、縦と横に配置したドットからなる「QRコード」を使った、非接触のキャッシュレス決済です。QRコードは、1994年に日本の株式会社デンソーウェーブが発明したもので、その技術はオープンソースとして一般に公開されています。
QRコード決済を利用するには、各QRコード決済サービスのアプリをスマートフォンにインストールし、銀行口座やクレジットカード情報と紐付けておく必要があります。
1-2.QRコード決済には2つの種類がある
QRコード決済には仕組みが2通りあります。
【コード決済の決済方式】
- ストアスキャン(CPM方式):お客様のスマートフォンなどの画面に表示されたバーコードを、お店側が用意したバーコードリーダーで読み取って決済する
- ユーザースキャン(MPM方式):お店側が用意したQRコードを、お客様がスマートフォンなどのカメラで読み取って、金額を打ち込み決済する
ストアスキャン方式の場合、バーコードリーダー端末をお店側で用意する必要がありますが、お客様がスマートフォンに表示したQRコードやバーコードをスキャンするだけで決済が済むため、お会計がスピーディーに完了します。
ユーザースキャン方式は、お店側が専用のQRコードを印刷したものをレジ付近に設置するだけで済むので、初期投資を抑えることができます。しかし、お客様自身がスマートフォンを操作してお会計金額を打ち込むため、お客様の手間がかかり、金額を間違える可能性もあります。また、お会計にかかる時間も長くなりがちです。
1-3.QRコード決済の普及率と代表的な決済サービス
現在日本で展開されているQRコード決済は、広く全国で利用されているものから、特定のチェーン店や銀行で使えるものまで、多くの決済サービスが存在します。その中で、特にシェアの大きい決済サービスは以下の6つです。
【代表的なQRコード決済サービス】※(カッコ内はシェア)
- PayPay(45.5%)
- 楽天ペイ(16.7%)
- d払い(16.7%)
- au PAY(13.5%)
- メルペイ(3.0%)
- LINE Pay(2.5%)
2022年1月に行われた調査によると、QRコード決済の存在を94.5%の人が認知しており、その内容を理解している人も74.5%と非常に高い水準にあります。
この調査は、2019年から2022年1月までの間に6回行われていますが、QRコード決済を含むスマホ決済の利用率は調査ごとに上昇しており、2019年7月の時点では14.3%だった利用率が、2022年1月の調査では43.6%と約3倍にまで増えています。
出典:2022年1月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査|MMD研究所
2QRコード決済を導入するメリットとは
お店がQRコード決済を導入するメリットは、どのようなものなのでしょうか。ここでは、代表的な4つのメリットを紹介します。
2-1.導入費用・決済手数料が安い
QRコード決済は、キャッシュレス決済の中でもっとも導入費用が安く済みます。例えば、クレジットカード決済の場合は、CAT端末を導入するために電話線の工事などが必要となり、費用も時間もかかります。しかし、QRコード決済であれば、決済用の端末がなくても利用をスタートできます。
初期費用に懸念があって、キャッシュレス決済の導入を断念していたお店にこそ、QRコード決済の導入はおすすめです。
2-2.キャッシュレス派の集客に役立ち、外国人も使いやすい
最近は、現金をあまり持ち歩かずに、キャッシュレス決済で済ませる人も増えてきています。また、キャッシュレス決済のユーザーは、決済サービス独自のポイント付与やキャンペーンに参加していることも多く、利用したいキャッシュレス決済を使えないお店は、お店選びの候補から外れてしまうこともあります。
しかし、QRコード決済を導入することで、候補から外れてしまう可能性は少なくなります。また、QRコード決済のトップシェアを誇る「PayPay」では、中国の「Alipay」と提携しており、今後再び増えるであろう海外のお客様も利用ができます。海外のお客様と現金をやり取りするより、QRコード決済の方がお会計もスムーズにできます。
2-3.決済の安全性が高く、履歴も確認できる
QRコード決済のためには、お客様それぞれが自身のスマートフォンにアプリをインストールし、銀行口座やクレジットカード番号をはじめとした個人情報を入力します。これらの情報は、アプリ内で高度に暗号化した上で決済を行うため、前述の「ストアスキャン方式」で決済を行っても、お店側にお客様の情報が残ることはありません。
また、クレジットカード決済では、お客様がクレジットカードをいったんお店側に預ける必要がある場合もありましたが、QRコード決済ではそれもありません。すべて、お客様の目の届く場所で決済手続きができるため、お客様もお店側も決済を安心して行えます。
2-4.お会計とレジ締めがスピーディーになる
QRコード決済では、お客様と店員の間で現金をやり取りしないため、お会計がスピーディーになります。また、釣り銭間違いもなくなります。お会計で起きたミスの対応に追われることも減るため、そういった点でも、お会計業務の効率化に寄与します。
また、QRコード決済の利用者が増え、現金の取扱量が減ると、レジ締めにかかる時間が短くなります。経済産業省が2020年に行った調査によると、レジ1台あたりの締め作業にかかる時間は平均25分です。レジ締め作業は営業終了後に行われることが多いため、遅い時間の労働や、残業に直結します。レジ締め作業が短くなることは、お店の閉店作業をスムーズにし、従業員の労働環境の改善にも繋がります。
参考:キャッシュレスの現状及び意義|経済産業省
3QRコード決済を導入する際のポイントは?
実際に、お店にQRコード決済を導入する際、どのような点に気をつければよいのでしょうか。ここでは、特に重要な2つのポイントを紹介します。
3-1.お店の客層を考えて導入するQRコード決済サービスを決める
まずは、数あるQRコード決済サービスの中から、どのサービスを導入するかを比較・検討します。
QRコード決済のシェアトップはPayPayです。次に、ECサイトやクレジットカードなど、さまざまなサービスに関連した利用者の多い楽天ペイが続きます。また、携帯電話会社大手のドコモとauが展開する「d払い」「au PAY」も利用者が多くなっています。
また、QRコード決済サービスごとに、利用者の年齢層が異なります。例えば、10代や20代は「LINE Pay」と「メルペイ」の利用者が特に多い傾向にありますが、60代以上では「PayPay」と「d払い」の利用者が非常に多くなっています。
このように、QR決済サービスごとに利用者の年齢層が異なるため、お店の客層に合わせて選定すると良いでしょう。
出典:拡大するキャッシュレス決済市場 全国 4402 名に『スマホ決済サービス』に関する利用実態を調査|ORICON
出典:メルペイ、消費と支払手段に関する調査を実施|PR TIMES
3-2.キャッシュレス決済対応レジを導入すれば、お会計がスムーズに
QRコード決済の特長のひとつに、初期費用の安さがあります。特に、お店側が印刷したQRコードを用意して行う「ユーザースキャン方式」であれば、初期費用はほとんどかかりません。しかし、ユーザースキャン方式には明確なデメリットがあります。それは、お会計にかかる時間が長いことです。
ユーザースキャン方式では、お客様が自身のスマートフォンでQRコード決済アプリを立ち上げ、QRコードを読み取ってから金額を入力します。スマートフォンの操作に不慣れなお客様の場合、操作に戸惑い数分かかってしまうこともあり、スタッフが使い方をレクチャーする場面も出てくるかもしれません。また、金額を打ち間違えたことに気づかず、決済を行ってしまうことも考えられます。
一方、お客様のスマートフォンの画面に表示されたQRコードやバーコードをお店側が読み取る「ストアスキャン方式」であれば、一瞬で決済が完了し、お客様のミスによる金額の間違いも起こりません。
ストアスキャン方式で決済を行うためには、キャッシュレス決済に対応したレジを導入するのがおすすめです。特に、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済などのキャッシュレス決済全般に対応し、売上管理に対応したレジを選べば、さまざまなキャッシュレス決済に対応でき、しかも、日々の売上管理がスムーズになります。
4QRコード決済を導入するならカシオの「ブルレジ」「EZネットレジ」がおすすめ
QRコード決済を導入するなら、ストアスキャン方式に対応できる「ブルレジ」と「EZネットレジ」がおすすめです。
「ブルレジ」は、各種キャッシュレス決済に対応できるレジです。キャッシュレス決済端末がレジ本体に連動するので、金額の二度打ちが不要となり、スピーディかつミスのない決済業務が実現できます。また、「ブルレジ」の売上データは、ブルレジ本体とBluetoothで接続したスマートフォンの専用アプリから、売上や粗利などの情報として確認できます。
「EZネットレジ」は、さらに機能の充実したタブレット型レジです。大きな画面でリアルタイムに売上状況が確認できるほか、パソコンから複数店舗の売上を確認することも可能です。商品名や価格などのマスターデータの設定もパソコンからできるため、より業務がスピーディーになります。
どちらも、カシオのキャッシュレス決済サービス「EZキャッシュレス」とスムーズに連携でき、主要なクレジットカード決済、電子マネー決済、QRコード決済に対応。お客様のニーズに広く応えることができます。また、契約者様向けに電話サポートも行っており、万が一のトラブルの際もスムーズです。
こちらのページでは、「ブルレジ」と「EZネットレジ」、「EZキャッシュレス」のご紹介をしていますので、あわせてご覧ください。
EZネットレジについて詳しくはこちら
EZキャッシュレスについて詳しくはこちら
ブルレジについて詳しくはこちら
2022年6月
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