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キャッシュレス決済の利用率と今後の利用シーンの変化とは

日本のキャッシュレス決済の利用率は、年を追うごとに高くなっています。クレジットカードや電子マネーに加え、より手軽に使えるQRコード決済が普及したこともあり、利用率も利用シーンも飛躍的に増加しました。今後もキャッシュレス決済の利用は拡大し続け、日常に浸透していくことが予想されます。

このコラムでは、キャッシュレス決済の利用率と、今後の利用シーンの変化について詳しく紹介していきます。

1キャッシュレス決済の現状

1-1.日本のキャッシュレス決済の利用率

経済産業省の調査によると、2021年の日本のキャッシュレス決済の利用率は32.5%でした。内訳としては、クレジットカードが27.7%で最も高く、電子マネーが2.0%、QRコード決済が1.8%と続きます。

2011年のキャッシュレス決済の利用率は14.1%、2016年でも20%でしたので、年々着実に増え続けていることがわかります。

経済産業省が2019年から2020年に行った「キャッシュレス・消費者還元事業」も、キャッシュレス決済の利用率向上の後押しとなりました。また、非接触決済に対応していない格安スマホでも利用できるQRコード決済サービスが多数登場したことも追い風になったものと考えられます。

QRコード決済は最も利用率が伸びている分野であり、今後のさらなる成長が見込まれます。

参考:2021年のキャッシュレス決済比率|経済産業省

1-2.世界のキャッシュレス決済の利用率

順調にキャッシュレス決済の利用率を伸ばしている日本ですが、諸外国と比較すると、未だ遅れを取っていると言わざるを得ません。

隣国である韓国のキャッシュレス決済の利用率は、2018年の時点で94.7%に達しています。これは世界トップクラスであり、韓国は世界で最もキャッシュレス化が進んでいる国と言って過言ではありません。

韓国でここまでキャッシュレスが浸透した背景には、政府主導の強い推進がありました。クレジットカード決済の利用で所得控除が受けられるようにしたり、宝くじの参加権を得られるようにしたりしたことで、多くの人が「キャッシュレスを使いたい」と思うような施策を行ったのです。

さらに、年商240万円以上の店舗にはクレジットカード取扱を義務付け、キャッシュレス決済対応店舗の増加にも成功しました。

北欧はキャッシュレス先進国と言われていますが、その中でも利用率が高いのがスウェーデンです。2018年度のキャッシュレス利用率は48.9%で、これも国の強い後押しによって到達した数値といってよいでしょう。現金取扱の廃止を許可したり、決済アプリ「Swish(スウィッシュ)」を開発したりと、国を挙げてのキャッシュレス推進を行いました。

加えて、キャッシュレス決済の犯罪対策効果も普及の追い風になりました。多くの人が多額の現金を持ち歩かなくなり、店舗に大金が保管されることもなくなったことから、強盗やスリの被害が減ったといいます。実際に、2008年には110件あったスウェーデンの強盗発生件数は、2015年には7件にまで減少しています。

韓国やスウェーデンは、国を挙げてのキャッシュレス化の成功例と言えるでしょう。日本でもキャッシュレス化が進められ、着実に普及しつつありますが、さまざまな課題が残っており、目標としている利用率80%に到達するには、まだまだ時間が必要と考えられます。

参考:キャッシュレス・ロードマップ 2021|一般社団法人キャッシュレス推進協議会
参考:キャッシュレス・ビジョン|経済産業省
参考:スウェーデンの強盗発生率|JTB総合研究所

1-3.キャッシュレス決済が日本で普及しない背景は?

諸外国に比べ、日本のキャッシュレス決済の普及が遅れているのはどうしてでしょうか。

まずひとつめの理由に、日本の治安の良さが挙げられます。日本は強盗やスリが少なく、現金を持ち歩くリスクが非常に低くなっています。さらに、偽札もまず出回らないことから、海外に比べ現金を信頼する人が多いのです。

その反面、キャッシュレス決済に漠然とした不安を持っている人が多い状況があります。キャッシュレス決済を利用することで不正利用などのトラブルに巻き込まれるのではないかという不安を感じている人が比較的多く存在しているものと考えられます。

さらに、店舗側の知識不足や、負担するコストも課題としてあげられます。端末の導入コストや、現金支払いと比較した場合のコストの高さが壁となったり、キャッシュレス決済で享受できるメリットがわからなかったりすることで、キャッシュレス化に踏み切れない店舗は少なからずあるようです。

このような課題は存在しますが、キャッシュレス決済を利用したことのある人からは、多くのケースで好意的にとらえられているのも事実です。

2020年に行われた調査では「経済産業省が行った『キャッシュレス・消費者還元事業』終了後も引き続きキャッシュレス決済を利用したい」と答えた人は7割を超えていることがわかりました。今後、継続的にキャッシュレスを使用する層は増えていくと予想されます。

政府は、将来的にはキャッシュレス決済利用率を80%まで引き上げる目標を立ててます。今後キャッシュレス決済の利用シーンは増え、キャッシュレス決済が社会により浸透していくものと考えられます。

参考:キャッシュレス決済に関する調査|楽天インサイト

2キャッシュレス決済の利用シーン

2-1.現状の利用シーン

現在キャッシュレス決済は、おもに日常の買い物で利用されることが多くなっています。埼玉県が2021年に行った調査では、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、ドラッグストア、家電量販店、チェーンの飲食店などで特に利用率が高いことがわかりました。また、公共交通機関で利用する人も多くなっています。

一方、個人経営の飲食店や食料品店、美容室・理容室などの支払いでキャッシュレス決済を利用する人は少なくなっています。これは、店舗へのキャッシュレス決済の普及率と関係しているものと考えられます。

最近はネットショッピングが広く普及しましたが、2022年に行われた調査によれば、支払いにはクレジットカードがもっとも多く用いられているようです。さらに、音楽や映像、ファッション、自動車などの分野で馴染みのあるサブスクリプション型サービスは、クレジットカード情報を登録し、毎月の支払いを継続して行うものがほとんどです。

このように、今後登場するインターネットを主体とした事業においては、キャッシュレス決済が前提となることが予想されます。社会の発展とキャッシュレス決済は、切っても切れない関係になりつつあるといえるそうです。

参考:キャッシュレス決済の利用状況について|埼玉県
参考:2022年版|ネットショッピング利用状況と決済手段に関する調査|PR TIMES

2-2.今後予想される利用シーンの変化

キャッシュレス決済の普及に伴い、利用シーンも変化していくことが考えられます。

近い将来では、スーパーマーケットや地方交通にはじまり、外食やペット、書籍、花といった、まだ利用率が低い分野への普及が進むものと考えられます。さらに、自治体、荷物の着払費や家事代行サービス、クリーニングなども、未だキャッシュレス決済の利用率が低く、今後の普及が見込まれている分野です。

さらに、最近では、送金についても変化が起きつつあります。基本的には現金か銀行振り込みで渡されていた給与などの賃金を、キャッシュレス決済サービスを利用して送金することが検討されています。

加えて、割り勘などの費用や、子どもへのお小遣いやお年玉などを、アプリを利用してキャッシュレスで渡すケースも増えているようです。今後、「現金が当たり前」と思われていたような分野にも、キャッシュレス決済が浸透していくことでしょう。

参考:キャッシュレス・ロードマップ 2021|一般社団法人キャッシュレス推進協議会

3まとめ

キャッシュレス決済は日に日に利用率を増やし、2021年はついに3割を超えました。政府は2025年までに40%、将来的には世界トップクラスの80%まで普及させるべく、キャッシュレス決済の普及を進めています。

今後キャッシュレス決済は今まで以上に社会へ浸透していくと考えられ、利用シーンも増え、現在利用率が低い分野への広がりも予想されます。そのため、店舗側もお客様の需要に応えていく必要があります。現在、まだキャッシュレス決済を導入していないお店であれば、早めの検討をおすすめします。

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2022年9月

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