店舗運営応援コラム
キャッシュレス決済導入に向けて何をする? 5つの「やることリスト」
近年、決済方法は大きく変化しています。現金ではなくキャッシュレスで決済を行う人は増え続けており、キャッシュレス決済の有無がお店選びの決め手になる状況も出てきました。
そんなニーズを受け、大型店舗だけでなく、個人経営の店舗へのキャッシュレス決済の導入が進んでいます。しかし、導入したいけれど何から手を付ければいいのかわからない、といった経営者の方もいらっしゃるはずです。
このコラムでは、キャッシュレス決済の導入を検討されている経営者の方に向けて、「やることリスト」を解説します。導入に向けて注意すべきポイントや、おすすめのキャッシュレスサービスも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
1日本のキャッシュレス決済の現状
日本のキャッシュレス決済比率は、2021年の時点で32.5%まで伸びました。10年前、2011年の利用率は14.1%でしたから、着実に普及が進んでいることがわかります。
経済産業省は、2025年までにキャッシュレス決済比率を40%へ引き上げるべく、様々な施策を講じています。「キャッシュレス・消費者還元事業」もそのひとつで、これをきっかけに多くの人がキャッシュレス決済を使い始めました。また、QRコード決済サービスが多数登場したことも、普及の促進につながりました。
韓国や欧州といったキャッシュレス先進国に比べると、日本はまだキャッシュレス決済の利用率が低い状況ですから、今後ますますキャッシュレス決済の普及が推し進められると考えられます。
参考:2021年のキャッシュレス決済比率|経済産業省
2キャッシュレス決済の導入方法は大きく分けて2つ
キャッシュレス決済の導入には、大きく分けて2つの方法があります。
1つは、決済機関と直接契約する方法です。クレジットカードを使うならクレジットカードの会社、QRコード決済を使うならQRコード決済を扱う会社と、それぞれ個別で契約を結びます。
この方法は、全ての管理を経営者が行う必要があります。各種手続き、各社システムへの対応やセキュリティ対策、さらに会社ごとに異なる締め日や入金日への対応も必要です。キャッシュレス決済サービスを複数導入する場合、その分だけ時間も手間もかかるでしょう。
もう1つの方法は、決済代行会社を利用する方法です。決済代行会社とは、事業者と決済機関の間に入り、キャッシュレス決済導入を仲介してくれる会社のことをいいます。
決済代行会社と契約すると、キャッシュレス決済導入時に必要な手続きやセキュリティ対策、入金管理などの複雑な作業が簡単になります。慣れない作業に手間取ることも少なくなり、スムーズにキャッシュレス決済を導入できるでしょう。
はじめてキャッシュレスを導入するのであれば、まずは決済代行会社を利用するのがおすすめです。提供される決済手段や料金は会社ごとに異なりますので、希望に添ったサービスのある会社を選びましょう。
3キャッシュレス決済導入に向けた5つのやることリスト
キャッシュレス決済導入に向け、やるべき5つのことを順番に紹介していきます。
3-1.導入する決済手段を決める
まず、導入する決済手段を決めましょう。キャッシュレス決済には様々な種類があり、代表的なものはクレジットカード、電子マネー、QRコード決済です。
1種類だけ導入するよりは、様々な決済手段を使えた方がお客様のニーズを満たしやすくなります。クレジットカードは利用者が多く需要が高いですし、電子マネーやQRコード決済も普及が進んでいます。
すべての決済手段に対応できるとよいですが、多くなるほどコストがかかります。予算と相談しながら、その店舗にとってベストな形を見つけましょう。
3-2.導入・維持管理にかかるコストを確認する
キャッシュレス決済導入時や、その後の維持・管理にかかるコストは前もって確認しておきましょう。
導入時にかかるのは、主にレジ端末や決済用端末の購入費用です。クレジットカードを導入する場合、「CAT端末」と呼ばれる専用端末が必要になります。電話回線を利用するため工事が必要で、設置には10〜20万円ほどかかりますが、昔から使われていて信頼性の高さが利点です。
電子マネー決済を導入する場合は、ICカードリーダーが必要です。単体で利用するものや、CAT端末と連動するもの、CAT端末一体型のものなどがあり、購入費用として1~7万円ほどかかります。
QRコード決済は、バーコードリーダーを使用するタイプと、スマホのみを使用するタイプがあります。ただ、どちらもそれほど費用はかかりません。特にスマホのみを使用するタイプは、専用のQRコードを印刷して設置するだけで済みます。専用端末は不要なので、とても手軽に導入できます。
上記の初期費用に加え、利用期間中は継続的に月額利用料や通信費用、決済手数料などがかかります。サービスごとに料金は異なりますので、あらかじめ確認しておきましょう。
3-3.入金サイクルを確認する
導入するキャッシュレス決済の入金サイクルも、確認しておきましょう。入金サイクルとは「決済してから入金されるまでの期間や入金頻度」のことをいいます。
サービスによって入金サイクルは異なります。入金のタイミングとしてよくあるのは、月末締め・翌月払いや、毎月15日締め・月末支払などです。入金の頻度も、月1回や月2回としている会社がほとんどです。
キャッシュレス決済分の売上が入金されるタイミングなので非常に重要です。入金タイミングがお店の都合に合っているか、無理がないかを十分確認しましょう。
3-4.導入までの日数を確認する
キャッシュレス導入にかかる日数の確認も大切です。すぐに利用したくても、決済サービスによっては契約手続きや端末の設置に時間がかかることがあります。
特にクレジットカード導入に必要なCAT端末は、設置に1〜2ヵ月かかります。導入したい場合は早めに検討し、計画的な導入が必要です。反対に決済代行会社を利用する場合は、比較的短期間で導入できます。
3-5.条件に合う決済代行会社・端末を決定する
最後に、あなたの店舗に最適な決済代行会社を決めましょう。必須条件や妥協できる点を洗い出し、最も理想に近いところを選びます。
このとき、使用するレジスター本体も決定します。決済代行会社がレジスターを扱っているケースが多くなっており、同時契約でお得になるケースもありますので、積極的に活用していきましょう。
4まとめ
キャッシュレス決済導入に向けてやるべき5つのことを紹介しました。
キャッシュレス決済の導入方法は2つありますが、おすすめは決済代行会社との契約です。手続きがシンプルになりますし、入金タイミングもまとめられるため、経理の手間も少なくなります。
決済代行会社によって利用できる決済サービスは異なります。そのため、利用できる決済サービス、入金タイミング、初期費用、対応するレジスターなどの端末を総合して検討するとよいでしょう。
最適な決済代行会社が決まれば、あとは利用開始を待つばかりです。キャッシュレス決済を活用して、より効率的に店舗を運営していきましょう。
5キャッシュレス決済導入にはカシオの「EZキャッシュレス」と「EZネットレジ」がおすすめ
キャッシュレス決済導入を検討中の方には、「EZキャッシュレス」がおすすめです。主要なキャッシュレス決済に対応し、月額手数料は、クレジットカード決済と電子マネー決済の場合で748円(税込)、さらに1,452円(税込)の追加で、QRコード決済もご利用いただけます。
カシオなら、キャッシュレス決済サービスに加え、レジスターの導入やサポートも提供可能です。特にタブレット型レジの「EZネットレジ」との組み合わせがおすすめです。EZネットレジはキャッシュレス決済端末とレジ本体が連動しているため、面倒な金額の「2度打ち」が不要になります。打ち間違いによるミスがなくなり、お会計の効率化につながります。
EZネットレジを利用していてトラブルが起きたときは、365日(9:00〜22:00)対応のコールセンターにご相談いただけます。専門のスタッフが対応するので、営業中に使い方がわからなくなった場合にも安心です。
こちらのページでは、カシオのキャッシュレス決済をより詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください。
カシオのキャッシュレス決済
2022年9月
キャッシュレス決済導入をご検討ください
カシオのキャッシュレスサービスは、
クレジット、電子マネー、QRコード
決済へスムーズに対応。
レジと決済端末が連動し、
金額の2度打ちが不要です。
会計した金額を再度、キャッシュレス端末に入力する「金額の2度打ち」をする必要がないので、ミスのないスピーディな会計業務を実現します。
-
幅広い決済方法
主要なクレジットカード、電子マネー、そしてQRコード決済に対応。お客様の幅広い支払いニーズにお応えします。
-
衛生面でも安心
カードをかざすだけの非接触決済に対応。現金の受け渡しなどがなく、衛生面でも安心です。
-
キャッシュレス端末単独での導入も可能
クレジット決済端末単独でも便利にご利用いただけます。
レジスターやキャッシュレス決済導入に関する資料を
無料でご提供しています