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店舗運営応援コラム

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キャッシュレス決済の利用を増やすために、お店側ができる準備とは?

キャッシュレス決済を導入すると、さまざまなメリットを得られます。お客様の支払いがスムーズになりますし、客単価アップや業務効率の向上など、お店側にとっても嬉しいことばかりです。

しかし、キャッシュレス決済に関する意識調査などの結果を見てみると、キャッシュレス決済に不安や不満を抱いている人は少なくないことがわかります。せっかくキャッシュレス決済を導入しても、お客様に使っていただけなければ意味がありませんから、お店側でも工夫が必要です。

このコラムでは、キャッシュレス決済の利用を増やすために、お店側でできることを紹介します。お客様がキャッシュレス決済に感じている不安や期待にも触れていきますので、ぜひ参考にしてください。

1キャッシュレス決済比率は増え続けている

経済産業省の調査によると、2021年のキャッシュレス決済比率は32.5%でした。調査を開始した2008年は11.9%でしたから、13年で3倍近くに増えたことになります。

しかし、世界の他の国に比べると、日本がキャッシュレス後進国であることも事実です。同じアジア圏では韓国が9割、中国が8割を超えており、オーストラリアや英国、シンガポールなども60%を超えています。

日本のキャッシュレス化がなかなか進まない背景には、多くの人がキャッシュレス決済に不安を感じていることがあげられるでしょう。とくに日本は諸外国と比べて偽の紙幣や貨幣が出回らず、現金への信頼度が非常に高い特長があります。そのため、現金決済を好む人がまだまだ多いのです。

しかし、年々キャッシュレス決済の利用率は増えており、政府も諸外国並の利用率を目指していることから、今後もキャッシュレス決済比率は上がっていくでしょう。その中で、より多くの人にキャッシュレス決済を利用してもらうためにも、不安を解消する工夫も必要になってくるものと考えられます。

出典:キャッシュレス決済ロードマップ|一般社団法人キャッシュレス推進協議会

2キャッシュレス決済に対するお客様の意識

キャッシュレス決済に対して、お客様が感じている不安や期待にはどのようなものがあるのでしょうか。順番に見ていきます。

2-1.利用者がキャッシュレス決済に感じている不安とは?

消費者庁による意識調査では、キャッシュレス決済の利用者の61.4%もの人が「個人情報の流出や不正使用等の被害が発生するおそれがあること」を不安に思っていることがわかりました。次に多かったのが「カード等の紛失・盗難のおそれがあること(48.5%)」で、「自身の購入・決済履歴等の個人情報が事業者等に取得・利用されること(33.2%)」なども挙げられています。

キャッシュレス決済のわかりにくさに不満を感じる声も少なくありません。31.2%の人は「決済手段・サービスによって利用できる店舗が異なっており、利用可能な範囲が分かりにくいこと」を懸念しており、「決済手段・サービスが乱立しており、自分に最適なものが分かりにくいこと(29.7%)」を指摘する声もあります。同じく「キャッシュレス決済を利用できる店舗や施設が少ないこと(21.4%)」を不満に思う人もいます。

キャッシュレス決済を利用できる店舗のわかりづらさや、利用できる店舗の少なさは、お客様がキャッシュレス決済を使用する機会を奪ってしまいます。しかし、前者はお店ごとの工夫で、後者は今後の普及で解消できることでもあるでしょう。

また、キャッシュレス決済は支払いの手間が増えるのではないかと心配している人もいます。調査結果では、「店員が慣れていない場合に、かえって支払に時間がかかること(18.1%)」や、「現金決済と比較して、暗証番号の入力など支払に追加の手続や時間がかかること(14%)」「現金決済と比較して、返金等に時間がかかる場合があること(14%)」といった声がありました。

これらは、店舗のスタッフが操作に慣れることで解消されることでもあります。お客様にキャッシュレス決済を快適に使ってもらうために、こうした不安や不便さをひとつずつ取り除くことが大切になりそうです。

出典:キャッシュレス決済に関する意識調査結果|消費者庁

2-2.利用者がキャッシュレス決済に期待していること

消費者庁は、利用者がキャッシュレス決済に期待していることや、改善してほしい点についても調査を行っています。その結果、もっとも期待されているのは、「割引率やポイント還元率の向上(56.9%)」でした。

安全性に関する期待も大きく、「個人情報流出や不正利用を防止するためのセキュリティ対策の強化(53.6%)」、「購入・決済履歴等の個人情報の厳格な管理(44.5%)」などが上位になっています。

また、「決済手段・サービスを利用できる店舗の拡大(45%)」、「病院、薬局等での支払への利用拡大(41.2%)」「公共サービス(自治体窓口での支払等)や公共交通機関(バス、電車等)での支払への利用拡大(39.6%)」など、利用できる場所を増やして欲しいと考える人も多くなっています。

これらの改善にはサービス事業者側の企業努力が必要ですが、お店側がすぐにできる要望や期待もあります。たとえば、「利用可能な決済手段の店頭等における分かりやすい掲示(20.4%)」や、「店頭等での利用しやすさの向上(店員によるスムーズな操作や使用方法の説明等)(19.8%)」などは、お店ごとにすぐに対策ができることです。

こうした工夫と積み重ねで、お客様の不安を解消できれば、キャッシュレス決済を活用するお客様は徐々に増えていくことでしょう。

出典:キャッシュレス決済に関する意識調査結果|消費者庁

3キャッシュレス決済を活用してもらうためにお店側ができることは?

お客様にキャッシュレス決済を活用してもらうためには、お客様が持つキャッシュレス決済への不安を解消し、期待に応えることが一番の近道です。では、お店側でできることはどのようなことでしょうか。

3-1.多くのキャッシュレス決済手段に対応し、店頭に掲示する

消費者庁の調査では、多くの利用者が「決済手段・サービスによって利用できる店舗が異なっている」ことのわかりづらさを指摘していました。

これは、さまざまなキャッシュレス決済手段に対応することで解決できます。クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、できるだけ多くの決済手段に対応することで、キャッシュレス決済を利用するお客様は増えていくはずです。

さらに、できるだけ多くの決済ブランド、サービスに対応することが望ましいでしょう。例えば、同じQRコード決済でも、PayPayを愛用している人やメルペイを愛用している人、LINE Payを愛用している人がいて、すべて使っているとは限りません。

さまざまな決済手段に対応したら、利用可能な決済手段を分かりやすく掲示しましょう。入店前に確認できるように、出入り口付近のわかりやすい場所に利用できる決済手段を掲示しておくことをおすすめします。そうすれば、キャッシュレス決済を利用したいお客様が安心して入店できます。

3-2.キャッシュレス決済端末の操作方法などを予習する

キャッシュレス決済に慣れていないお客様は、キャッシュレス決済を利用すること自体に不安を感じています。そのため、店員の対応がたどたどしかったり、操作方法がわかっていなかったりすると、不安が大きくなり「やっぱり現金のほうがいいや…」となりかねません。

先述の通り、消費者庁の調査では、「店頭等での利用しやすさの向上(店員によるスムーズな操作や使用方法の説明等)」を求めている人が19.8%います。5人に1人は、店員にキャッシュレス決済をスムーズに行って欲しい、もしくは、キャッシュレス決済について使用方法を説明してほしいと思っているのです。

そのため、まずキャッシュレス決済端末の操作方法を予習しておくことがとても大切になります。また、実際のお会計の中で起こったトラブルの事例などを、スタッフの間で共有して、対処法を決めておくことも重要です。

また、不慣れなお客様がQRコード決済などの操作で困っている際に、端末の操作を簡単にでも説明できるよう、自身でもキャッシュレス決済を実際に利用してみるのもよい方法です。さらに、キャッシュレス決済端末を選ぶ際に、サポートが充実している製品を選ぶことで、お客様が不安を抱くようなトラブルを回避できるようになるはずです。

3-3.安全性の高い決済方法に対応した端末を選ぶ

不安に感じている人が多いセキュリティ面も、万全な対策を取りたいところです。これには、新しい決済方法に対応したキャッシュレス決済端末を選ぶことをおすすめします。

まず、クレジットカード決済を導入する際は、コンタクトレス決済(タッチ決済)に対応した端末を選ぶことをおすすめします。コンタクトレス決済であれば、カードを決済端末にかざすだけで支払いが完了し、サインや暗証番号は必要ありません。

クレジットカードの決済は、決済端末にカードを差し込む「ICカードタイプ」が主流ですが、近年普及が進んでいるコンタクトレス決済がもっとも安全性が高い方法です。

QRコード決済の場合は、お客様がスマートフォンなどの端末に表示したQRコードを店舗側の端末で読み取る「ストアスキャン方式」を利用することをおすすめします。

お客様がスマートフォンのカメラで、店舗に印刷したQRコードを読み取るユーザースキャン方式の場合、QRコードをすり替えられるステッカー詐欺の被害に遭う可能性もあるなど、取り扱いに一定の注意が必要になります。また、ユーザースキャン方式ではお客様が決済金額を打ち込むため、金額を間違えて修正対応が必要になるケースもあり、手間が増えます。

これらを踏まえ、クレジットカードのコンタクトレス決済と、QRコードのストアスキャン方式に対応したキャッシュレス決済端末を選ぶことで、トラブルが少なくお客様もお店側もストレスのない決済が可能になるでしょう。

4まとめ

キャッシュレス決済をもっと使ってもらうために、お店側にできることはさまざまです。

わかりやすく使っていただくために、利用できる決済方法をわかりやすく掲示したり、キャッシュレス決済の理解を深めたりすることが大切です。また、できるだけ豊富な決済方法を用意して、セキュリティ対策も万全にしておきましょう。

こうした対策ができていれば、お客様もキャッシュレス決済が使いやすくなり、利用者は徐々に増えていくはずです。今後、キャッシュレス決済の利用者は確実に増えていくと考えられるため、早めに対策をしておきましょう。

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2022年10月

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