店舗運営応援コラム
飲食店がセルフサービスを導入するメリットとは?注意点も紹介
経営者が頭を悩ませることのひとつに人手不足があります。とくに飲食店では慢性的な人手不足が続いており、多くの飲食店では少ない人数で営業する工夫がされています。
農林水産省の調査からも、飲食店の欠員率は全産業と比べて2倍以上高く、深刻な人手不足に陥っていることがわかります。そんな中でも変わらずお客様に満足していただくためには、業務を効率化してサービスの質を落とさないことが求められます。
こうした課題を解決してくれるのが「セルフサービス」です。このコラムでは、セルフサービスの基本の話やメリットを解説します。導入時の注意点も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
参考:外食・中食産業における 働き方の現状と課題について|農林水産省
1セルフサービスとは?
セルフサービスとは、元々スタッフが行っていた業務の一部を、お客様に行っていただくことをいいます。代表的なものとして、飲食店での配膳や、ガソリンスタンドでの給油があります。ここでは、飲食店でのセルフサービスの例を紹介します。
飲食店におけるセルフサービスの例
- 券売機で食券を購入
- タッチパネル式タブレットでのセルフオーダー
- 給水器やドリンクバーからお客様が飲み物を持ってくる
- おしぼりを席まで持っていく
- 備え付けの布巾でテーブルをふく
- 料理を自分の席まで運ぶ
- バイキング形式で料理を提供する
- 食べ終わった食器を返却口に持って行く
- 自分でレジにお金を入れて会計する
社員食堂や商業施設のフードコートなど、ほとんどの作業をセルフサービスにしている店舗もあります。一方で、お冷やと券売機のみなど、部分的に取り入れているお店もあります。何をセルフサービスにするのかは店舗に合わせて決められるため、試験的に簡単なものから取り入れることも可能です。
2セルフサービスのメリット
セルフサービスを導入すると、具体的にどのようなメリットを得られるのでしょうか。代表的な3つのメリットを紹介します。
2-1.人手不足の解消に繋がる
最も大きなメリットは、人手不足による負担を軽減できることです。セルフサービスを導入し、一部の作業をお客様に行っていただくことで、スタッフの仕事を確実に減らせます。
負担が減って余裕ができれば、今までより丁寧な接客でリピーターを増やすことができるかもしれません。また、注文ミスや配膳ミスなども減って、全体的なサービスの質の向上につながるでしょう。その上で、今までと同じお料理をスピーディーに提供できるとなれば、お客様にも満足していただけるはずです。
また、人手不足で余裕のない職場は離職率も高くなりがちです。しかしセルフサービスによって負担を軽減できれば働きやすくなり、離職率の低下も期待できます。スタッフにもお客様にもメリットがあるのがセルフサービスの魅力といえます。
2-2.業務の効率化ができる
セルフサービスをうまく活用することで、業務の効率化も可能です。作業をお客様にお任せした分、他の業務に割ける時間が増えるため、少ない人数で営業できるようになります。
例えば、お水の提供をセルフにすると同時に、オーダーも食券やセルフオーダー方式にすれば、スタッフがお客様の席まで出向き、注文を聞いて厨房に伝える必要がなくなります。スタッフは、お客様が帰られた後テーブルを掃除したら、次は料理の提供までテーブルに行かずに済みます。
こうしたシステムはすでにチェーン店でも取り入れられていますが、少ないスタッフで運営している個人店でも恩恵を受けやすいシステムといえます。
2-3.人件費を削減できる
セルフサービスを導入することは、人件費の削減にもつながります。人手不足でお店が回らない場合、新たに人を雇う必要がでてきますが、セルフサービスで補うことで人を増やさなくてもよくなります。最小限の人数で余裕をもってお店を回せれば、必要以上の人件費はかからず、経営もしやすくなるでしょう。
3セルフサービスを導入するときの注意点
次に、セルフサービスを導入する際、気を付けたいことを紹介していきます。
3-1.お客様目線に立ったサービスを提供しよう
セルフサービスを導入する場合は、お客様目線に立って、わかりやすいシステムを心がけましょう。セルフサービスの流れがわかりにくいとお客様が困ってしまいますし、クレームになる場合もあります。セルフサービスはスタッフとお客様のコミュニケーションが少なくなるため、今まで以上にわかりやすさを考える必要があります。
例えば、給水器や返却口の周りは広いスペースを確保し、場所が一目でわかるように看板やポップなどで示すと親切です。また、入店時にスタッフが口頭で説明するのもよい方法でしょう。
3-2.スムーズなサービスのために改装が必要な場合も
セルフサービスの導入のために、店内の改装が必要な場合もあります。例えば、給水器やドリンクバー、または券売機を設置する場合は、ただ空いているスペースに置くのではなく、その前でお客様が作業しやすく、他のお客様の邪魔にならない場所に設置する必要があります。
また、食べ終わった食器を下げる棚を作りたい場合は、厨房に近い場所に設置した方がスタッフもお客様も作業がしやすいでしょう。改装には費用がかかるので、十分な検討が必要ですが、業務効率やサービスの質が向上すれば費用をかける意味はあるはずです。
4まとめ
セルフサービスは人手不足に悩む店舗におすすめの施策です。人手不足による負担を減らせるほか、業務の効率化や人件費の削減にもつながります。
スタッフに余裕ができれば、料理のスムーズな提供や丁寧な接客もできるようになり、お客様の満足度も向上するでしょう。お客様とスタッフ双方にメリットのあるシステムといえます。
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2022年10月
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