店舗運営応援コラム
店舗の在庫管理のコツとは? 上手な管理方法を紹介します
お客様に適切な商品やサービスを提供するためには、在庫を過不足なく持っていなければなりません。そのために行う作業が、在庫管理です。しかしひとくちに在庫管理といっても、どのような点に注意すればよいのでしょうか?
このコラムでは、飲食店や小売店、サロン店などを例にとり、在庫管理の方法や、在庫管理をうまく進めるコツを紹介します。
1そもそも在庫管理とは?
販売を目的として、一時的に保管している商品・製品・原材料などのことを「在庫」といいます。
そして在庫の数や状態を、生産や販売の状況に応じて適正な水準に保っておくことを在庫管理といいます。たとえば飲食店における在庫とは、料理をつくるための食材のことを指し、食材を仕入れたり傷まないように保管したりすることが、在庫管理になります。
在庫を保有しすぎると、いわゆる売れ残りが発生します。売れ残った商品は販売できる見込みがないため、別途場所を設けて保管し続けるか、お金をかけて廃棄するしかありません。
一方で、在庫が不足するとお客様に商品を提供できなくなってしまいます。その結果、もともと得られたはずの利益が得られなくなるおそれがあります。
このように在庫をきちんと管理できていないと、経営を圧迫する事態を招きかねないため、在庫を適正な水準に維持する必要があるのです。
2店舗における在庫管理の方法
在庫のとらえ方は、業種によってさまざまです。ここでは飲食店、食料品店、小売店、サロン店を例にとって在庫管理の方法について紹介します。
2-1.飲食店、食料品店の在庫管理の方法
飲食店における在庫管理の方法には、食材を予約の状況や天気、気温、曜日、イベントの有無といった条件を考慮して仕入れることや、食材の特長ごとに冷蔵や冷凍、常温で保管しておくことなどが該当します。
また、消費期限が迫っている食材を優先的に使ったり、食べ残しを減らす工夫をしたりして廃棄率を低く保つことも在庫管理の1つです。
食料品店における在庫管理の方法には、肉や魚、野菜といった生鮮食品や惣菜を時間単位で管理したり、調味料や缶詰、飲料や酒類、日用品がなくなりそうになったら都度補充したりすることなどがあげられます。
ほかにも旬の食材を仕入れたり、売場の什器を工夫したり陳列を整えたりすることも在庫管理に含まれます。
2-2.小売店、サロン店の在庫管理の方法
飲食店や食料品と違ってモノを販売している小売店では、在庫管理の方法は幾分シンプルです。
具体的には、型落ちした商品を入れ替えたり、新しい商品を仕入れたりすることが在庫管理にあたります。さらに検品や返品対応、売れ残ってしまった商品を処分することも在庫管理の1つです。
美容室やエステサロン、ネイルサロンといったサロン店においては、サービスを提供するために必要なシャンプーや化粧品、ジェルネイルなどの商材を、必要数や使用期限と照らし合わせて管理することが在庫管理となります。
3在庫を上手に管理するコツ
在庫を上手に管理するには、どのような点に気をつければよいのでしょうか。ここでは、押さえておくべき4つのコツを紹介します。
3-1.先入れ先出しを心がけよう
まずは何より、在庫を仕入れた順に販売することが大切です。このことを先入れ先出しといいます。とくに在庫に消費期限のある食品や、使用期限のある化粧品をかかえている店舗においては徹底すべき方法です。
先入れ先出しのルールを厳守するには、たとえば古い在庫を優先的に取り出せるように倉庫の整理整頓をするなど、環境を整えておくとよいでしょう。
なお、消費期限や使用期限がない商品にとっても、先入れ先出しは有効です。なぜなら、商品を長期間倉庫に置きっぱなしにしていると、知らないうちに劣化が進んでいることがあるからです。
3-2.売上の予測を立てておこう
過去の売上や市場のトレンド、消費の傾向などを鑑み、売上の予測を立てておくのも大事です。売れ筋商品をいつも一定に仕入れられるようになり、売れ残り商品の発生を減らせるでしょう。
ちなみに過去の売上を分析するには、POSレジやPOSレジのようなデータ収集機能を備えたレジを用いるのがおすすめです。精緻な販売数や金額をチェックできるので、より詳しい売上の予測が立てられるでしょう。
3-3.回転率が悪い在庫をチェックしておこう
在庫の回転率をチェックしておくことも大切です。在庫の回転率とは、一定の期間内における在庫の出入を金額や数量で示したもので、POSレジやPOSレジのようなデータ収集機能を備えたレジに蓄積されたデータを用いて分析できます。
分析の結果、半年〜1年が経過してもなかなか売上につながらない、回転率が悪い在庫がある場合は、思い切って仕入れをストップすることを検討してみてください。売れ残りの商品の発生を防ぎ、廃棄にかかるコストをカットできるでしょう。
3-4.定期的に棚卸しをしよう
データを分析し、売上の予測を立てたり、在庫の回転率をチェックしたりするのも重要ではありますが、定期的に棚卸しを行うことも肝要です。
棚卸しの頻度は、月に1回が理想的といわれています。在庫を目視でカウントするのは大変な作業ですが、商品の状態を目で見て確認できることは大きなメリットです。
注文が入っていざ倉庫から出してみたら、知らないうちに商品が傷んでいた、といった失敗を減らせるので、結果として品質のコントロールに繋がります。
4まとめ
飲食店や食料品店、小売店やサロン店における在庫管理の方法と、在庫を上手に管理するコツを紹介しました。
すでに在庫管理を徹底しているという経営者の方も多いことと思いますが、在庫をうまく管理できずに困っている経営者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような方は、ぜひこのコラムを参考に在庫管理に取り組んでみてはいかがでしょうか。余計なコストをカットし、売上アップを目指しましょう。
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