1. HOME
  2. 店舗運営応援コラム
  3. キャッシュレスを活用してお悩み解決!
  4. ラーメン屋の開業に必要なことは? 開店準備からキャッシュレス導入まで詳しく解説

店舗運営応援コラム

このページをシェア
このエントリーをはてなブックマークに追加

ラーメン屋の開業に必要なことは? 開店準備からキャッシュレス導入まで詳しく解説

独自の色を出しやすいラーメン屋は、飲食店経営の中でも特に人気があるビジネスです。

ラーメン屋を開業するにはどのようなことをすればよいのでしょうか。このコラムでは、ラーメン屋の開業に必要なことを流れにそって紹介するとともに、利益予測についても説明します。ぜひ、参考にしてください。


1ラーメン屋の開店準備

まずは以下のステップを踏んで、あなたの理想のラーメン屋をかたちにしましょう。

1-1.事業計画書を作成しよう

事業計画書とは、「開業する理由」や「店のコンセプト」などをまとめた書類のことです。役所など公的機関への提出が必要な書類ではありませんが、あなたの頭の中にあるラーメン屋像を整理し、それに向かってやるべき事柄をはっきりさせるのに役立ちます。

事業計画書には、人件費や、物件を借りる費用、食材を仕入れる費用なども記入するため、開業と、その後の営業に必要な資金を明らかにする役割もあります。また、資金が不足している場合は、金融機関などから融資を受ける必要がありますが、その際に事業計画書の提出が求められます。

事業計画書の書き方は、インターネットで「飲食店 事業計画書 書き方」や「飲食店 事業計画書 テンプレート」などと検索すると調べられます。日本政策金融公庫のホームページでは、事業計画書の記入例をダウンロードできるようになっているので、活用するとよいでしょう。

出典:各種様式ダウンロード|日本政策金融公庫

1-2.出店の候補地を決めよう

事業計画書の作成、資金の調達と並行して物件探しも行いましょう。しかしその前に、狙っている客層を集客できそうな立地をいくつかピックアップしておくことが大切です。

例えば、ビジネスマンのランチタイム需要を狙うのであればオフィス街、会社帰りの人がターゲットであれば一人暮らし世帯の多い駅前…といったように検討し、実際に現地に足を運んで雰囲気を確かめるとよいでしょう。

また、総務省が住民基本台帳に基づいてとりまとめている『住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数』を参照することで、町丁目ごとの居住人数を知ることができます。

出典:住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数|総務省

1-3.物件を探そう

出店候補地が決まったら、その中で物件を探していきます。このとき、飲食店可の貸店舗を探すことと、「重飲食」可となっていることを確認しましょう。

軽飲食とは本格的な調理を行わない飲食業のことです。主に酒や乾き物などを提供するバー、コーヒーやサンドイッチなどを提供するカフェがこれに該当します。一方、重飲食とは本格的な調理を行う飲食業のことで、ラーメン店はこちらに該当します。
なお、ちなみにラーメン店は、床面積15〜20坪くらいあれば十分に営業できます。そして、客席は1坪あたり1.5〜2席を目安に配置するとよいと言われているので、これを目安に物件を探しましょう。

1-4.必要な資格・届出を確認しよう

ラーメン屋を開業するにあたって、「食品衛生責任者」の資格が必ず必要になります。試験はなく、各都道府県の食品衛生協会が開催している講習を受講することで取得できるので、早めに受講しておくとよいでしょう。

なお、ラーメン屋をはじめるのに調理師免許は必要ありません。しかし、保健所に「飲食店営業許可」を、税務署に「開業届」を届け出る必要があります。特に前者は、ラーメン屋を開業するにあたって必ず必要な手続きです。

飲食店営業許可申請が受理されると、保健所の職員によって設備の検査が行われます。しかし、そこで不備が見つかると設備工事をやり直さなければならないこともあるので、店内の工事を始める前に、設計図を持参して、管轄の保健所に相談することが大切です。

2開店前に利益予測を立てる

1杯のラーメンを作るためには、材料費や水道光熱費、人件費といったさまざまな費用がかかります。これらを考慮し、利益の予測を立てなければなりません。特にラーメン屋では、水道光熱費がかさみがちです。詳しくみていきましょう。

2-1.水道光熱費は売上に対して7〜10%が目安

飲食店の水道光熱費は、売上に対して5〜7%程度が一般的です。売上が100万円の飲食店であれば、1か月あたり5~7万円の光熱費がかかることになります。

ところが、ラーメン屋の場合は、スープを炊いたり、麺をゆでたりするため、この範囲に収まらないことがあります。具体的には、売上に対して7〜10%を目安とし、余裕をもって予算を立てておくことが大切です。

なお、東京都水道局では「中華そば店」を含む一部の生活関連業種を対象に下水道料金の減免措置を行っています。詳しくは東京都水道局のホームページからご確認ください。

出典:水道料金・下水道料金の減免のご案内|東京都水道局

2-2.「客単価」や「回転率」に着目しよう

確実に利益をあげるために、「客単価」や「回転率」にも着目しましょう。

ラーメン屋において客単価をあげるコツは、セットメニューを増やすこと。ラーメンとチャーハンのセットや、ぎょうざのセットがよく見られるのはこのためです。単品で注文するよりもお得な設定とし、お客様がセットメニューをつい頼みたくなるようにしましょう。

トッピングを増やすのも1つの方法です。たとえば1杯700円のラーメンに、1つ100円の煮卵やのり、野菜をそれぞれ追加するとどうでしょう。「700円+100円+100円+100円=1,000円」となり、一気に客単価をあげられます。
また、回転率も売上高に大きく影響します。回転率とは、1日のうち「お客様が入れ替わった回数」のことをいい、来店数を客席数で割ることによって算出できます。例えば、客席数が20席で、来店数が100人だった場合は「100÷20=5」となり、1日に5回お客様が入れ替わったことになります。

回転率をあげる最初のポイントは、ラーメンを提供するまでにかかる時間をなるべく短くすることです。そのためにはオペレーションを簡素化することが不可欠。オーダーを取る時間と手間を省くために食券機を導入しているラーメン店が多いのも、こうした事情からです。

3キャッシュレス決済にも対応しよう

キャッシュレス決済を導入することで、客単価や回転率をあげられる可能性があります。詳しくみていきましょう。

3-1.「機会損失」を防ぎ「客単価」の向上を目指せる

キャッシュレス決済に対応するには、決済代行会社との契約や、専用端末の導入など、コストと手間がかかります。しかし、それらを上回るメリットもあります。

1つ目は「機会損失」の防止です。機会損失とは、得られたかもしれない利益を失うことを意味し、チャンスロスとも呼ばれます。

クレジットカード大手のJCBが、キャッシュレス決済を利用している20〜60代の一般消費者を対象に行ったアンケートによると、「キャッシュレス決済が利用できないとわかったらお店の利用意欲が下がる」人は68.5%となりました。

さらに実際に飲食店で「キャッシュレス決済が利用できない」ことから、「お店の利用をやめたことがある」人も48.4%いることがわかっています。

出典:キャッシュレス決済に関する調査~コロナ禍におけるキャッシュレス決済事情~|株式会社ジェーシービー

2つ目は「客単価」の向上です。経済産業省がキャッシュレス対応券売機を含むセルフレジなどを導入している小売業や飲食業、生活関連サービス業15店舗に対して行ったヒアリングでは、「客単価が1〜2%増加した」と回答した店舗もありました。

キャッシュレス決済により客単価が上がる理由は、現金を直接見ないことで、高いメニューを頼む心理的なハードルが下がることにあると考えられています。つまり、キャッシュレス決済だと、「つい、財布の紐がゆるくなる」お客様も少なくないということです。

出典:キャッシュレス決済の中小店舗への更なる普及促進に向けた環境整備検討会 とりまとめ|経済産業省

3-2.業務の効率化につながる

さらにキャッシュレス決済は、業務の効率化につながります。

先ほどの経済産業省のヒアリングによると、キャッシュレス対応券売機を含むセルフレジの導入によって、銀行で両替をする手間が減り、両替手数料も削減できたという声がみられました。また釣り銭ミスが軽減されたことで、従業員の精神的負荷も下がったといいます。

会計にまつわるさまざまな手間を省きオペレーションを簡素化することは、回転率をあげ、ひいては売上高をあげる一助となります。また、現金の取り扱いが減ることで、閉店後のレジ締め作業もスムーズになり、防犯上も有利です。

出典:キャッシュレス決済の中小店舗への更なる普及促進に向けた環境整備検討会 とりまとめ|経済産業省

4まとめ

このコラムではラーメン屋の開業に必要なことを、時系列に沿って説明するとともに、利益予測や、キャッシュレス決済導入の重要性についても紹介しました。

ラーメン店は、飲食店ビジネスの中では開業しやすい業態といえるでしょう。しかし、客単価が高くなく、光熱費も比較的かかることから、しっかりした利益予測と、効率のよい店舗経営が必要です。

ここで紹介したことは、あくまでラーメン屋開業にあたっての基本ですが、最初の第一歩を踏み出すための参考になるはずです。

5キャッシュレス決済を導入するなら、カシオの「EZネットレジ」がおすすめ

カシオの「EZネットレジ」は、商品別の売上や日別、時間帯別の客単価、売上などを集計できるタブレット型レジです。データはリアルタイムで確認できるほか、クラウドを介してパソコンなどから閲覧可能。CSV形式でデータを保存できるので、経営分析にも役立ちます。

また、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済といった主要なキャッシュレス決済にも幅広く対応しているので、多くのお客様のニーズに応えられます。現金の取扱量が減れば、レジ締め作業もスピーディーになり、営業後のレジ締め作業の負担を減らすことができます。

カシオでは365日対応(9:00〜22:00)の電話サポートを行っているので、万が一営業中にトラブルが起きた場合でも、すぐに問合せができます。

こちらのページでは、EZネットレジについて詳しくご紹介をしていますので、ぜひご一読ください。

EZネットレジについて詳しくはこちら

2023年9月

このページをシェア
このエントリーをはてなブックマークに追加
カシオでは、店舗運営事業様のキャッシュレス化をサポートしておりますカシオでは、店舗運営事業様のキャッシュレス化をサポートしております
市場ニーズへの対応に
キャッシュレス決済導入をご検討ください

カシオのキャッシュレスサービスは、
クレジット、電子マネー、QRコード
決済へスムーズに対応。

レジと決済端末が連動し、
金額の2度打ちが不要です。

会計した金額を再度、キャッシュレス端末に入力する「金額の2度打ち」をする必要がないので、ミスのないスピーディな会計業務を実現します。

レジと決済端末が別々だと、レジと異なった金額を打ち込むことも…¥1,320¥1,230レジで打ち込んだ金額がキャッシュレス端末に連動。¥1,320レジと決済端末が別々だと、レジと異なった金額を打ち込むことも…¥1,320¥1,230レジで打ち込んだ金額がキャッシュレス端末に連動。¥1,320
  • 幅広い決済方法

    主要なクレジットカード、電子マネー、そしてQRコード決済に対応。お客様の幅広い支払いニーズにお応えします。

    幅広い決済方法
  • 衛生面でも安心

    カードをかざすだけの非接触決済に対応。現金の受け渡しなどがなく、衛生面でも安心です。

    衛生面でも安心
  • キャッシュレス端末単独での導入も可能

    クレジット決済端末単独でも便利にご利用いただけます。

    キャッシュレス端末単独での導入も可能

レジスターやキャッシュレス決済導入に関する資料を
無料でご提供しています

コラムコンテンツ