現在、日本社会は急激に多文化化している。
多様性を内包する社会は、より豊かであると同時に、多くの課題と向き合わなければならない。
本プロジェクトでは、日本における多文化共生社会の実現を目指した取り組みを取材し、それをドキュメンタリー映像にまとめ、公開しています。 また、公開を通じて、日本に暮らす人々の多文化共生への理解を促進するとともに、来日を検討する日本語学習者の日本への理解を推進することをめざします。
私たち米徳ゼミの学生は、にっぽん多文化共生発信プロジェクトの活動を記録しました。このプロジェクトは5チームに編成されて進められました。学生たちは取材対象者を知るだけでなく、メンバー同士のコミュニケーションを通じて、多文化共生に対する理解を深めて行きました。彼らは、国籍や文化などといった大きな枠組みから身近にあるものへと意識が変化し、今日からできることを考えるようになりました。
この映像は5チームの約5ヶ月間に渡る軌跡を辿ったドキュメンタリー作品となっています。
カシオ計算機は武蔵野美術大学との産学共同プロジェクトの成果発表会を、1月31日武蔵野美術大学デザイン・ラウンジ(港区赤坂)にて開催しました。
昨年に引き続き「にっぽん多文化共生発信プロジェクト」と銘打って、同大学の学生たちが、その最前線で活躍する人や団体を取材しました。留学生の就職支援をする会社、国際交流協会、難民として渡ってきた日本でレストランを経営するオーナー、日本語教育の第一人者などの5団体にかかわるリーダーたちを丁寧に追いかけ、学生ならではの視点でインタビューを行った軌跡が映像に収められました。
留学生のための就職支援会社である「ASIALINK」代表小野さんが留学生の就労のために奮闘する姿を 描いたドキュメンタリー。
市民サークルである「多文化ひろば あいあい」の活動を通じて、日本で子育てする外国人ママの実態を伝える描いたドキュメンタリー。
外国人ITエンジニアを育成する「奥多摩日本語学校」。地域や企業と連携しながらプロジェクトベースで日本語を学ぶ留学生達を描いたドキュメンタリー。
2018年9月から始まった「にっぽん多文化共生発信プロジェクト」。この作品ではプロジェクトに関わった学生、教授、CASIOの方々、そして取材に協力してくださった多くの方々が、約5ヶ月の間どのような学びを行ってきたのか、またどのようにして3つのドキュメンタリー作品が生みだされたのかを、米徳ゼミのミッションとして、全体を見通す視点からドキュメンタリーを制作しました。この作品を通して、新しい日本語教育の形や、多文化共生という言葉について深く知るためのキッカケを伝えたいと思います。
カシオ計算機は武蔵野美術大学との産学共同プロジェクトの成果発表会を、2月2日武蔵野美術大学デザイン・ラウンジ(港区赤坂)にて開催しました。2年目となる今回は「にっぽん多文化共生発信プロジェクト」と銘打って、同大学の留学生を中心にその最前線で活躍する団体を取材しました。日本企業と留学生をつなぐ人材紹介会社、外国人を対象とした親子参加型の支援団体、日本語とITスキルを同時に学べる日本語学校の3団体に密着し、留学生ならではの視点でインタビューを行った軌跡が映像に収められました。
この日本語学習支援プロジェクトは、日本語教育への貢献を目的としたカシオ計算機と武蔵野美術大学の産学協同プロジェクトになります。
2016年5月に開催された日本語教育学会の春季大会をきっかけに始まった本プロジェクト。初年度にあたる今回は、日本留学の魅力を伝える動画を制作いたしました。「映像」の講義ではなく「日本語」の講義として、日本人学生と留学生とがチームを組んで制作した今回の作品を通じ、世界中の若者に日本語を学ぶ素晴らしさを伝えたい。私たちはそう考えています。日本語を学ぶ楽しさや喜びを、留学生自身の言葉で語ってもらった彼らの作品を御覧いただき、その想いが伝われば幸いです。
ASEAN 諸国で日本語を学ぶ方々に、日本語を学ぶ喜びや日本留学の魅力を伝えることを目的に、武蔵野美術大学の三代純平先生が開設する「上級日本語」の履修者が、議論を重ねながら短編動画を制作。その制作プロセスを芸術文化学科・米徳ゼミの学生が半年間にわたり取材し、ドキュメンタリーを制作しました。作品制作の裏側を知ることで、このプロジェクトの意義が伝わることを目指しました。