Vol.13
小型プロジェクターの選び方は?求める条件に応じて徹底解説
従来は会議室などに設置して使っていたイメージのあるプロジェクターですが、近年では小型の製品も販売されています。商談やセミナー、会社説明会などでプロジェクターを使用する際は、小型で持ち運びやすいものがおすすめです。小型プロジェクターはさまざまな場面で大画面投映が実現できますので、詳細な情報をわかりやすく伝えたり、その場にいる参加者全員で内容を共有することで、コミュニケーションの質が高まります。
製品の価格帯は広く1~2万円程度の安価なものからありますが、小型化の際に明るさや機能を最小限にした製品も見受けられますので、まずは、プロジェクターとしての機能が十分かどうかを確認しましょう。
今回は、小型プロジェクターを選ぶときに見るべきポイントについて詳しくご紹介します。また、機能性も十分でプレゼンやセミナーで活躍できるおすすめのプロジェクターもあわせてご案内します。小型プロジェクターの購入や買い換えを検討している方は、ぜひ最後までチェックしてください。
小型プロジェクターの定義
小型プロジェクターに定義はありませんが、カバンに入る程度の大きさであれば小型と言えるでしょう。手のひらサイズからA4サイズ程度のものまで、さまざまな小型プロジェクターがあります。ただし、「小型」というだけで選んでしまうのは早計です。プロジェクターとしての機能や性能が十分かどうかにも注目してください。サイズだけに着目してしまうと、理想のプロジェクターを選べない恐れがあります。
小型プロジェクターを選ぶときに見るべきポイント
ご自身が求める条件を踏まえて小型プロジェクターを選びましょう。「携帯性」、「明るさ」、「操作のしやすさ」、「機能性」の4つの視点から、どのような小型プロジェクターを選ぶべきか詳しくご紹介します。
①携帯性から選ぶ
小型プロジェクターを携帯性から選ぶ場合は、サイズとともに重量をチェックしましょう。小型と称していても、重量については実際に持つと思ったより重い・・・という場合もありえます。また、形状もプロジェクターによって千差万別です。例えば、突起物がある複雑な形状のものは、カバンによっては入れづらい場合があります。そのため、フラットな形状の小型プロジェクターがおすすめです。
携帯性に優れた小型プロジェクターを選べば、ビジネスとプライベートのあらゆる場面で使用できます。例えば、在宅勤務でオンライン会議・商談の際に小型プロジェクターを利用すれば、出席者の表情を見ながら資料の内容を説明できます。もちろん、セミナーや打ち合わせにも持って行きやすいです。プライベートでは、小さな机に置いて大画面で映画やテレビ番組を楽しんだり、アウトドアで活用したりもできます。
②明るさから選ぶ
小型プロジェクターを購入したものの、暗くて映像がよく見えないケースがあります。明るさで小型プロジェクターを選ぶのであれば、光の総量を示す「ルーメン」に注目しましょう。ルーメンの数値が高くなればなるほど、電気や日光で明るい環境でも映像を明瞭に投映できます。例えば、光を完全にさえぎることが難しい環境で使用する場合は、ルーメンの数値が高いプロジェクターを選ぶことが大切です。ただし、同じ数値でもメーカーの測定方法によって著しく明るさが違う場合があります。JISやANSIといった規格に則って測定したものをおすすめします。
また、投映サイズもルーメンに影響します。60インチの投映サイズで1640ルーメン以上、80インチで2920ルーメン以上が必要な明るさの目安と言われています。少人数から10人程度が入る会議室で商談する場合は60インチ程度の投映サイズになるので、2000ルーメンもあれば見えづらくなりません。小型プロジェクターの中には目安の明るさに達しないものもあり、明るい部屋や部屋の電気をつけた状態で投映画面が見えづらい場合は、部屋を暗くすることが必要となります。それですと、せっかくのプロジェクターのメリットが活かされないかもしれません。
投映サイズと必要な明るさの目安(ルーメン)
出典)TI DLP® technology for laser TV displays
③操作のしやすさで選ぶ
特にビジネスシーンでは、準備や片付けに時間がかかり、商談相手を待たせることは避けたいもの。また、電源を入れてから投映できるまでの時間にも注意が必要です。例えば水銀ランプ方式のプロジェクターは、電源をONにしてから投映できるまでに何十秒もかかります。電源を入れてから投映までの時間は説明書に記載されていない場合が多いので、口コミ・評判をチェックしたり販売元へ問い合わせたりして情報収集しましょう。
また、プロジェクターを使う際は、斜めに上に向かって投映することが多いですよね。その場合、画面がタテ方向に歪んでしまうので調整する必要があります。そんな時に便利なのが自動補正機能のついたプロジェクター。自分で調整する手間と時間を省けるので、お客様を待たせず打ち合わせができます。
また、壁に向かって斜めヨコからから投映したときの歪みを補正する「横台形補正」が搭載されている製品もおすすめです。スペースの都合でプロジェクターを部屋の中央に設置できない場合があります。台形補正機能が搭載されたプロジェクターであれば、使用環境に合わせて投映画面を調整することができます。
④機能性で選ぶ
特定の用途のみではなく、さまざまな場所、目的で活用できる製品を探すならバッテリー駆動対応タイプや無線接続対応タイプ、スピーカー内蔵タイプの小型プロジェクターもおすすめです。
バッテリー駆動であればコンセントがない場所でも利用できますのでとても便利です。
会議や商談が長引くことでバッテリー切れになることを想定し、十分なバッテリー容量のプロジェクターを選ぶことが大切です。バッテリー駆動ができる時間は、製品によって異なるのであらかじめ確認しておきましょう。バッテリーが内蔵されているタイプの場合は、オプションで予備のバッテリーがあるかどうかもあわせてチェックしておきましょう。
商談で音声入りの動画を流したい、自宅で映画を見るときに使いたいといった場合は、スピーカー内蔵の小型プロジェクターがおすすめです。スピーカー内蔵のメリットは、別でスピーカーを設置せずに済むことで省スペース化できる点です。また、スペースの都合で音が聞こえづらい位置にスピーカーを置かざるを得ない環境でも、スピーカー内蔵であれば音を自然に聞き取ることができます。
そして、無線接続ができるプロジェクターは、配線がない分スマートな見た目です。商談の際は、さまざまな角度から好印象を与えたいもの。プロジェクターの配線がスッキリしていれば、ビジネスに良い影響を与えられるかもしれません。また、ケーブルや延長コードなど配線を一緒に持ち歩く必要がなくなれば、荷物が軽くなることも期待できます。さらに、離れた場所からも、ケーブル不要で、PCやタブレット、スマートフォンから映像の投映が可能。立ちながらのプレゼンや、ホワイトボードに書きながらなど、機動的なプレゼンスタイルが実現可能になります。
小型プロジェクターをビジネスでもプライベートでも幅広く活用しよう
小型プロジェクターの活用は、ビジネスの場面でのコミュニケーションを円滑にします。また、持ち運び可能なプロジェクターはビジネスシーンに限らず、プライベートの場面でも活躍するでしょう。例えば、スペースの限られたリビングでも小型プロジェクターを置き、壁に投映することで大画面での映画鑑賞を楽しめます。また、バッテリー駆動ができるプロジェクターなら、屋外でも使用できますので、いつもとはひと味違うキャンプやアウトドアアクティビティを楽しめるでしょう。ビジネスとプライベートの両方のシーンで活用できるのも、小型プロジェクターの大きな魅力です。
まとめ
小型プロジェクターの製品化を実現するにあたり、明るさや機能を減らすことでコンパクトにしているものも見られます。
しかし、十分ではない性能の製品は安い価格で手に入れても、使用機会が限られてしまうかもしれません。商談やプレゼンテーションでできるだけスムーズなコミュニケーションを実現するためには、小型であり、かつ機能も充実しているモデルを選ぶことをおすすめします。結果的に活用の場が増え、費用対効果の点でも満足できるはずです。
小型でありながら機能も充実しているプロジェクターをお探しでしたら、CASIOの「FORESIGHTVIEW」をぜひ一度チェックしてみてください。
●小型で軽量、携帯可
A5サイズで約1.1kgの小型軽量タイプなので持ち運びがしやすく、決められた場所だけでなく自由にプレゼンや商談を実施できます。
●明るい室内でもOK
2000ルーメンの明るさ。室内を暗くすることなく投映ができます。
●操作が簡単
ケーブル類を接続するだけで、最短2ステップで本体が起動し投映開始までは約5秒。縦台形自動補正機能付きで、準備に手間取ることはありません。
●充実した機能
専用バッテリーでも駆動。さらに、CX-F1は無線接続に対応し、スピーカーも内蔵しているので、さまざまな用途で活躍します。
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