Case Studies

導入事例

発注側
取材日:2024年3月21日

発注側にとってもメリットの多いスマホ発注。
いつでもどこでも注文できて、発注漏れもなくなりました。

  • 北海道札幌市
  • 飲食

カレー食堂 心

札幌本店 店長
坂上貴之 様
開店:
2001年
従業員数:
20名(アルバイト含)
席数:
80席
利用開始時期:
2023年12月
URL:
https://cocoro-soupcurry.com/ja/

お店のプロフィールや特長などを教えてください。

当店はスープカレーの専門店です。スープカレー店は札幌市内に200店舗ほどありますが、開店から20年以上になる当店は、このジャンルでは老舗になると思います。スープカレーの中でも、当店の場合はトマト系と言われる分野で、トマト系スープカレーの草分け的な存在になります。オーナーが洋食系の出身ということもあって、フォンドボーをもとにした洋風のブイヨンと、20種類以上のスパイスを使ったスープカレーが特長です。食材にもこだわっており、主に北海道産のものを使用しています。中でもジャガイモは一般に流通していない、北海50号という特別な品種です。煮崩れしにくく粘り気があり、甘味も強いのでスープカレーにとてもマッチします。お米も、当店専用の田んぼで作られた特別なものを使用しており、毎週精米したての美味しいお米をご提供しています。人気メニューは、17種類の季節の野菜と骨付きチキンを使った「とり野菜のスープカレー」です。近隣の大学生やサラリーマン、観光客の方など、多くのお客様にご注文いただいております。お客様層に偏りはなく、幅広い年齢・性別の方々に愛されているお店だと自負しています。

お店の発注業務について教えてください。

発注業務は、私一人で担当しています。発注のタイミングは、営業終了後の夜です。食材にもよりますが、基本的には毎日食材を届けてもらう形なので、翌日の分の発注を行います。主な仕入先は7社で、そのうちの3社が留守電、3社がFAXでのいわゆるアナログ発注で、WEB発注はカシオさんのBC受発注と、もう1社で他社のEDIを併用しています。発注にかかる時間としては、電話、FAX、WEB発注で毎日合計30分くらいはかかっていると思います。

アナログとデジタル、どちらの発注方法が楽だと感じますか?

デジタルの方がいいですね。理由は、WEB発注ですと商品一覧というものがしっかりできていて、その中から選ぶことができるので、漏れがないからです。電話やFAXもリストを見ながらではありますが、リスト自体を自分で作ってそれを見ながら発注する作業は手間ですし、見落としも起こりやすいです。また留守電やFAXの場合は、「雑音が入って聞き取れない」「文字がかすれて読めない」といった問題も発生します。このようなときは、仕入先の担当者から翌日に確認の連絡が入ります。そうしているうちに仕入れがスムーズに行えず、必要な食材がそろわないといったこともありました。

BC受発注導入の経緯と、使ってみての感想を教えてください。

導入のきっかけは、肉の仕入先であるスリーコードさんからの紹介です。配送の営業担当の方から、「今度からWEBで注文できるようになりますので、こちらを使ってみてくださいと」という形で案内を受けました。当店専用のログイン情報が書かれたチラシを渡してもらい、そこにあるQRコードをスマホで読み取るだけだったので、簡単に始められましたね。スリーコードさんにはもともと留守番電話で注文を入れていましたが、BC受発注であれば複雑な操作は一切なく、商品を一覧から選んで必要な個数を入力するだけで発注できるので、「使い勝手がいいな」という印象が強かったです。利便性が高く、発注業務の手間を少しでも減らせるイメージを持てたため導入を決めました。なにより、発注側は無料で利用できる点が良いですね。

BC受発注の導入後、どのような効果がありましたか?

今までは電話をかけても先方が通話中で、つながるまでに時間がかかるというケースがけっこうあったのですが、BC受発注になってからはそういうタイムロスが全くなくなりました。好きなタイミングでスッと注文できるというのがWEB発注と留守電との大きな違いだと実感しています。

また、食材を保管している場所が冷蔵庫や冷凍庫などあちこちにあるので、普段は倉庫内を動き回りながら発注リストを作成しているのですが、スマホだと動きながら操作がしやすく、在庫確認しながらそのまま入力できるのがスマホ発注のいいところですね。

BC受発注の商品一覧の画面はとてもシンプルで、当店で扱っている商品のみが表示された状態なので、商品が選びやすいです。1つの画面上で全ての商品が見渡せるので、発注漏れも防げています。それでも、たまに注文したかどうか不安になることがあるので、「昨日ちゃんと発注できたかな?」と心配なときは発注履歴の機能を使って確認できて安心です。

最後に、今後の発注業務についての希望をお聞かせください。

現状では、発注は基本的には先方が指定する方法で行っていますが、できればWEB発注に一本化したいというのが本音です。ですので、今回のスリーコードさんのように、WEB発注のご提案は私としてはウェルカムでした。実は以前にもある仕入先さんに対して、「メールでの注文ができないか?」という話をこちらからしたことがありますが、老舗のお店なので、そういうのはなかなか疎くてやれないと断られたケースがありました。今後は多くの仕入先で、発注側にとっても楽に注文が入れられる、受発注のデジタル化が進むといいなと思います。