弊社は、い印グループの一員として、茨城県内の飲食店、病院、介護施設を中心に業務用の野菜や食材を販売しております。私たちの強みは、青果市場との強固な連携によって、新鮮な野菜を提供できる点です。暑さに弱い野菜も低温設備内で新鮮な状態を保ちながら、分荷作業を行っています。その後、鮮度を維持したまま冷蔵車でお客様へ迅速に配送いたします。また、お客様のご要望に応じてカット野菜の提供も行っております。さらに、2024年3月には茨城県食品衛生協会のHACCP認定を取得し、安全・品質・衛生管理を徹底した食品の提供を実現しています。
発注業務は私一人で担当しています。仕入先は約10社あり、そのうち毎日発注するのは5社です。1社は電話発注で、その他のほとんどはFAXによるアナログ発注となっています。WEB発注を利用しているのはカシオさんのBC受発注、または専用のタブレットで行う1社のみです。発注のタイミングは業務が忙しい午前中に集中しており、得意先からの注文内容を確認し、それに基づいて発注を行い、発注内容をファイリングするまでの一連の作業には、毎日およそ1時間かかっています。
受注業務には専用のシステムを導入しており、システムで集計された受注内容を確認した後、必要な数量をFAX用紙に記入し、発注するという流れです。FAXによる発注では、用紙やトナーのコストがかかる、注文書を紛失する、手書きの文字が読み取りにくく、発注内容や数量を誤解しやすいなどの、さまざまなトラブルが頻繁に発生しておりました。
仕入先である小沢食品様から、BC受発注の導入案内を頂きました。システム化に抵抗はありませんでした。BC受発注は操作が簡単でシンプルだったため、スムーズに導入できました。特にトラブルや問い合わせもなく順調に使えています。発注担当者が休みの場合でも、他のスタッフがシステムを使って簡単に発注を行うことができています。発注が完了すると「発注完了メール」が届くので、発注内容が正しく届いたかどうかを確認する必要がなくなり、とても助かっています。また、発注履歴の確認をWEB上でできるため、業務時間の削減にも役立っています。
FAXでの注文では発注日付を間違えることが多く、その都度訂正の電話を入れる手間がかかっていました。しかし、BC受発注システムでは納品希望日を選べるようになり、初期値も今日の日付に設定されているため、発注日付を間違えることがなくなりました。また、FAX注文がなくなることで、発注書等の紙のファイリング作業も不要になりました。その結果、発注業務全体の1~2割の時間削減が実現し、さらに紙やトナーの削減にもつながっています。
アナログな作業がなくなることで、発注の効率化につながり、積極的に進めていきたいです。しかし、さまざまな企業が異なる発注システムを利用すると、それぞれのIDやパスワードの管理が必要になり、その点で間違いが起こるのではと不安も感じています。せっかくシステム化されるので、「今日は発注がありませんが、大丈夫ですか?」や「今日の発注数量は普段より非常に多いですが、大丈夫ですか?」といったアラート機能があれば、発注ミスがもっと減り、受発注業務が楽になるのではないかと思います。今後の機能アップデートに期待しています。