店舗運営応援コラム
飲食店の販促イベントの年間スケジュールをご紹介
このコラムをご覧になっている飲食店経営者の方の中には、「お店に活気が欲しい」や「周辺の競合店と差別化を図りたい」「売上を伸ばしたい」などの理由から、販促イベントの実施を検討している方もいらっしゃることでしょう。
しかし具体的には、いつ何をどのようにすればよいのでしょうか? また、販促イベントを成功させるコツはあるのでしょうか? そこで本コラムでは、飲食店の販促イベントの年間スケジュールについてご紹介します。
1飲食店が販促イベントを行うメリット
飲食店の販促イベントは、主に集客と売上アップのために行われます。
販促イベントを開催することで、今まで来店されたことのないお客様にもお店の魅力を知ってもらえますし、お店の雰囲気もマンネリ化しにくくなります。その結果、売上がアップする好循環が生まれることでしょう。
また、飲食店の販促イベントは、比較的コストをかけずに行えます。新しいメニューを開発したり、お金をかけて広告を出したりする必要はなく、今あるメニューやサービスにちょっとアクセントを加える程度でも十分です。
コストを最小限に抑えて行うことも可能なため、リスクを恐れずに挑戦できることもメリットといえるでしょう。
2飲食店の販促イベントの年間スケジュール
飲食店で行う販促イベントの内容は、春夏秋冬によって変えるのが効果的です。以下では、その一例を紹介します。
2-1.春(3〜5月)
春は別れと出会いの季節です。例えば、送別会や歓迎会のためのお得なプランを用意することで、集客が期待できるでしょう。
また、そうしたプランを予約してくれたお客様を対象に、メッセージ付きのデザートプレートをサービスするのはいかがでしょう。きっと、よい思い出になったと喜ばれるはずです。
さらに、ひな祭りやホワイトデー、子どもの日などにちなんだ販促イベントも計画しましょう。例えば、ひな祭りにはひなあられをプレゼントしたり、子どもの日はキッズメニューを半額にしたりといったイベントが考えられます。
2-2.夏(6〜8月)
6月はジメジメとした梅雨の時期ですが、それを逆手に取って「雨の日」限定で割引を行ったり、乾杯ドリンク1杯無料キャンペーンなどを行うのはいかがでしょうか。
続く7〜8月には、七夕やお祭りシーズンが到来します。お子様連れの多いお店であれば、笹を用意して、願いごとを書いた短冊を飾ってもらうイベントを行ってもよいでしょう。さらに、参加者の中から抽選で割引券をプレゼントしたり、浴衣で来店された方にドリンクをサービスしたりするキャンペーンも考えられます。
ちなみに販促イベントではありませんが、夏は食欲が落ちてしまいがちなので、さっぱりと食べられる季節限定メニューを用意しておくのも一手です。
2-3.秋(9〜11月)
春や夏と比べて季節の行事が少ない秋ですが、「食欲の秋」と言われるように、飲食店にとっては格好のチャンスでもあります。栗やさつまいも、鮭や秋刀魚など旬の食材を使った秋限定のメニューを開発しておくとよいでしょう。
また、最近では仮装をしてハロウィーンを楽しむ人が増えています。例えば、仮装をして来店された方を対象に割引をするイベントを実施したり、従業員が仮装をしてお店を盛り上げたりしてもよいかもしれません。
2-4.冬(12〜2月)
12〜2月は、クリスマスや忘年会、お正月、バレンタインデーなど行事が目白押しです。
この時期はテイクアウト販売の開始を検討してもよいでしょう。特にチキンやオードブル、クリスマスケーキなどがとてもよく売れるはずです。お正月に向けて、おせち料理のテイクアウトを始めるのも一手です。
ただし、混雑時はお客様から注文を受けて、料理をお渡しするまでに非常に時間がかかることが想定されます。オペレーションに混乱をきたさないように、事前にテイクアウトの予約を受けられるアプリやサービスを導入しておくことも検討しましょう。
また、忘年会シーズンには、夜に外出しにくい子育て中のママ・パパ向けに「ランチ忘年会」を企画するのもよいでしょう。そして年が明けたら、お年玉クーポンを発行したり、福引を行ったりして、お正月気分を盛り上げるのもおすすめです。
3飲食店が販促イベントを行う際の注意点
飲食店が販促イベントを行う際は、以下の点に注意しましょう。
3-1.販促イベントの開催は月に2回が目安
販促イベントは、開催すればするほどよい結果が得られるわけではありません。
販促イベントを頻繁に開催しすぎると、販促イベント自体の価値が下がってしまいますし、開催しなければ、売上アップのチャンスを逃してしまいかねません。販促イベントの回数は、飲食店の立地や営業形態によって異なりますが、月に2回程度が理想と言われています。
3-2.新規顧客と既存顧客をすみ分ける
飲食店が販促イベントを行うメリットの1つに集客力のアップが挙げられます。しかし、新規顧客だけをターゲットにするのは避けたほうが無難です。
なぜなら、既存顧客から見ると「何度も来店しているのに、リピーター特有の特典はないのか……」とがっかりしてしまいかねないからです。これでは、せっかく獲得した既存顧客を逃してしまうかもしれません。
反対に既存顧客だけをターゲットにすることもおすすめできません。新規顧客からすると「常連さんの輪の中に入りにくいな……」と疎外感を感じてしまうでしょう。再来店のきっかけを奪ってしまうことにも繋がります。
特に販促イベントを初めて行う場合は、ターゲットをはっきりと分けた上で、イベントの内容を検討するのが大切です。例えば、既存顧客向けの販促イベントを行うなら、過去の売上を分析し、特に人気のメニューを対象に割引を行うことなどが考えられます。
なお、売上の分析は、データ収集機能を備えたレジを利用することで容易に行えます。販促イベントの開催と併せて、これらの導入も検討しておくとよいかもしれません。
3-3.販促イベントの開催日をチラシやSNSなどで告知する
販促イベントの開催日が決まったら、10日前を目安にチラシやSNSなどで告知しましょう。また、Googleビジネスプロフィールを利用してPRするのも有効です。たくさんの人が閲覧しているGoogleとGoogleマップに情報が掲載されるため、より高い宣伝効果が期待できます。
ただし、販促イベントのターゲットの中にインターネットに不慣れな方がいる場合は、DMを発送したり、ビラを配ったりするほうがよいケースもあります。ターゲットの年齢層を考慮し、適切な方法で告知するようにしましょう。
ちなみに、Googleビジネスプロフィールの概要については、こちらのページで詳しく解説しています。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
Googleマイビジネスが「Googleビジネスプロフィール」に移行して変わったこととは?
3-4.販促イベントの売上を分析し、戦略を立てる
販促イベントが終了したら、売上を分析し、次回の販促イベントに向けた戦略を立てましょう。
販促イベントが盛況に終わったのであれば、次は少し予算や規模を増やしてもよいでしょうし、反対に上手くいかなかったのであれば、その要因を取り除くきっかけになるからです。
改善点を見つけ、しっかりと売上に結びつく販促イベントを計画することが肝要です。
4まとめ
販促イベントは、あまりコストをかけずに売上アップが目指せる、取り組みやすい施策の1つです。「最近、売上が下降気味だな……」と悩んでいる方は、ぜひこの機会に、販促イベントの開催を検討してみてはいかがでしょうか。
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過去の売上データが蓄積されるので、商品別・日別・客層別などの売上を簡単な操作で集計できます。また、集計したデータは、インターネットを介して閲覧したり、分析したりすることもできます。販促イベント終了後に、詳しくチェックしたいときにも便利です。
さらに、EZネットレジ連携サービス「モバイルオーダーサービス」を利用すれば、あらかじめテイクアウトの注文・会計を済ませられるため、お客様がご来店されたら、出来立ての品をお渡しするだけでOKです。オペレーションの効率化も叶うでしょう。
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