導入事例
Case Study

コワーキングスペースという環境でも
最大限の価値を発揮。
FORESIGHT VIEWは、
プロジェクターのイノベーション。

カシオ計算機株式会社
未来創造センター

導入機種:CX-F1

カシオ計算機株式会社 未来創造センター

牛山氏は、G-SHOCKPRO TREK開発に関わり、素材や加工技術、機能を掛け合わせながら、腕時計の新しい価値をつくり続けてきた一人。現在、カシオの未来を創る組織、未来創造センターのチーフ・エンジンニアである牛山氏は、虎ノ門ヒルズにあるインキュベーションセンターARCHにて、社内外の打ち合わせや情報共有にFORESIGHT VIEWを採用。コワーキングスペースという、様々な組織が同じ空間を共有し、交流の生まれる場におけるコミュニケーションのツールとして活用しています。

採用前の課題
  • 複数の場所を拠点として仕事をしていて、場所によって環境や設備が異なり不都合を感じることもあった
  • 打ち合わせでプロジェクターを使うためには、会議室を予約し、プロジェクターを持ち込むなど手間もかかるため、簡単なミーティングや突発的な打ち合わせなどでは使用していなかった
CX-F1採用の効果
  • 持ち運ぶことができバッテリーもあるので、電源の確保や接続方法の心配も無く、様々な場所で安心感を持って使う事ができる
  • 明るい場所、電源が無い場所でも打ち合わせを行うことができ、すぐに投映できてすぐに終わることもできるので、短時間の打ち合わせの場でも身軽に活用できる
  • ワイヤレス接続ができるので、出力端子が異なるパソコンを持った複数人の打ち合わせの場でも端子の違いを気にすることなく、各々の画面を適宜表示することができる
  • 大人数が参加するオンライン会議でも、大画面で投映することによって参加者の表情を確認することができる

カシオ計算機株式会社 未来創造センター

カシオの新しい未来を創造するために、新規事業を創出するための人材育成や仕組み作りをする組織。社員がより働きやすい会社にし、カシオの未来を担うような事業の取り組みを行っていくことを目的に設立。

ARCH

大企業の新規事業創出をミッションとする組織に特化して、森ビルが企画運営するインキュベーション施設。現在国内80社の大手企業が参画し、日本ならではのイノベーション創出モデルの実現をめざしている。

URL:https://arch-incubationcenter.com/

インタビューの様子はこちら

カシオ計算機株式会社 未来創造センター チーフ・エンジンニア牛山氏
カシオ計算機株式会社 未来創造センター
チーフ・エンジンニア牛山氏

新しい事業を他社と産み出す。そのために自らどんどん門を叩いていかなくてはならない、という決意のもと、大きなコワーキングスペースを備え、約80社の企業が参画するインキュベーションセンターARCHを、カシオが新しいビジネスモデルを共創するコネクティングハブと決めた牛山氏。旧来のオフィスとは異なるこのコワーキングスペースという環境において、FORESIGHT VIEWはプロジェクターとして、どのような効果的な使い方ができるのか、その可能性や評価についてお伺いしました。

コワーキングスペースの価値である
ライブ感のある打ち合わせ。
それに一役買うプロジェクター

ARCHには、いろいろなコワーキングスペースがあり、その中でもホワイトボードが設置されているスペースにFORESIGHT VIEWを持ち込んで、パソコン上で作った資料などを直接投映して、完成に向けて話を進めていく、という使い方が定着していると牛山氏は語ります。

「コワーキングスペースは、個室会議室と違い公共の場なので、オフィスフロア同様に常時明るく、また個人ではその明るさは調節できないように設定されているのですが、そんな場所でもFORESIGHT VIEWの明るさは、照明の明るさに負けない。これが非常に便利なところです。ホワイトボードに投映した資料の上に、直接マーカーで書いてみたり、書き換えてみたり。ライブな感じで、打ち合せが進む。これはモニターではできないことです。」(牛山氏)

FORESIGHT VIEWは、2000ルーメン(JIS規格)のレーザー&LED光源を採用し、日中の明るい状況でも、しっかりと画面を投映。
どこにでも持ち運べて、どのような明るさの場所でも使用できるプロジェクターは、コワーキングスペースの価値である「ライブ感」に一役買っているようです。

明るい場所でも、はっきり投映が可能 のイメージ
明るい場所でも、はっきり投映が可能

すぐ使える、すぐ終われる。
小さいようで重要な価値

さらに、起動や電源を落とす際の速さの価値についても牛山氏は言及。コワーキングスペースでの打ち合わせ・情報共有の身軽さに着目しています。

「こういうコワーキングスペースで仕事をする場合、ビジネスにスピード感が求められるため、始めるとき、終わるとき、急に移動しなければならない場合が多い。そういうときに、電源を入れてからすぐ投映できるとか、消すときにすぐ消せるというのは、プロジェクターとして非常に優秀な性能ですね。」(牛山氏)

FORESIGHT VIEWは、電源を入れて約5秒で投映スタート。電源を落とした後のクールダウンいらずで、とてもスピーディ。従来のプロジェクターが持っていたイメージである、改まったプレゼンの場やある程度大人数での報告会議はもちろん、気軽な打ち合わせ、短時間での打ち合わせといった、コワーキングスペースらしいシーンにおいても、使い勝手の良さを実感できます。

どの環境でも、同じ条件で使える。
その前提があることの安定感

未来創造センターの新規事業創出の仕組みを作るチームの拠点は、東京都羽村市のカシオ計算機羽村技術センターにあり、このARCHはもうひとつの拠点。FORESIGHT VIEWを持っていることで、ARCHでも羽村技術センターでも同じ投映ができ、ARCH内の別のコワーキングスペースに移動しても、同じ使い方ができる、というところがFORESIGHT VIEWのモバイル性の高さ、と牛山氏は評価します。

「我々はARCHに、部屋をもっていない。定まった机も、ロッカーもない。なので、ここに来るときは、必ずFORESIGHT VIEWを自宅から持ってきています。いままでの弊社のプロジェクターは、残念ながら、私の通勤鞄に入れて持ち歩くことはできなかった。通勤鞄に入れて持ち歩ける、つまり社内と同じ環境を持ち運べるということは、画期的だと思います。」(牛山氏)

電源を探す行為からの解放。
抜かりのないモバイル性

移動も多い牛山氏に、FORESIGHT VIEWの持つモバイル性についても伺いしました。

「バッテリーでも動く、というところはFORESIGHT VIEW最大の特長だと思っています。テレワークなど、たとえ電源がないところでも、プロジェクターを使える。そういうところで投映しながら、お互いが考えていることを共有しあって、打合せをするという機会は増えてくると思います。持ち運べることができても、電源がなくて使えない、というのは意味がないですから。」(牛山氏)

FORESIGHT VIEWは、バッテリー(オプション)を使えば、電源のないところでも使用でき、フル充電で、約3.1時間※の投映が可能。
モバイル性にはバッテリーは大前提。持ち運べるという価値を支えるこの仕様こそ、牛山氏の評価する通りFORESIGHT VIEWの最大の特長とも言えます。

※CX-F1をライトコントロール:1、新品のバッテリーを常温、無線LAN通信なし、スピーカーからの音声出力なしで使用の場合。

その場のすべてのPCに、
ワイヤレス接続ができる汎用性

「未来創造センターは、全員がWindowsのPCを使っている訳ではありません。異なるOSのPCを使っている人たちが共有してプロジェクターを使うときに、FORESIGHT VIEWが持つワイヤレスでつながる機能というのは非常に役に立っています。例えば、いま私がWindowsで表示していたものを、Macを使っている人の表示に切り替えたい、ということがアプリで簡単にできます。」(牛山氏)

FORESIGHT VIEWは、無線LAN接続が可能。ケーブルの差替えなどの手間がなく、異なるOSのPCやタブレットなど様々な機器を使っても、画面共有や画面切替が簡単に行え、各々の資料を適宜提示し合うスタイルにも順応します。接続アプリは製品サイトからダウンロード可能です。

大画面を持ち運ぶことで生まれる、
様々な使い道の可能性

さらに、FORESIGHT VIEWの活用法として挙げられたのは、大画面を共有しながらの共同作業。未来創造センターでは、ドライブに共有されたファイルを、各々のPCからアクセスしながら資料を作りあげていく作業が多くなっており、そのようなときに、個人がそれぞれで画面を見るより、大きく投映された同じ画面を全員で見ながら資料に修正を加えていった方がわかりやすい、と感じたそうです。

「紙に印刷することがかなり減ってきている今ですが、みんなで情報共有しながら、意思決定していくという意味では、FORESIGHT VIEWで投映されたひとつの大きな画面をみんなで見る、という行為はビジネスにおけるスピーディな意思決定には非常に有効だと思っています。」(牛山氏)

更に、オンラインでの使い方においても、大画面であることの価値を実感された実例をお伺いしました。

「未来創造センターでは、カシオの社員にプロフェッショナル会議という名前でセミナーを行っています。このセミナーは、いまオンラインで行なっていますが、100人近い参加者がいる中では、PCの画面の中では全員の顔がほぼ見えない。そういうときにFORESIGHT VIEWを使って、大きな画面をひとつ作って、参加者を全員そこで一覧できるようにして会議を進めています。」(牛山氏)

FORESIGHT VIEWの投映サイズは、コンパクトなプロジェクターながら、30〜300インチまで調節可能。どこでも大画面を実現することができます。

会議室にあったものを、外へ持ち出せる、
バッテリーで使える。
これはイノベーションと言える

G-SHOCKやPRO TREKといった、腕時計の新しい価値をつくり続けてきたエンジニアの一人でもある牛山和人氏は、FORESIGHT VIEWが提供する様々な価値について、大きな期待を寄せています。

「カシオは、これまで数々のイノベーションを起こしてきた企業です。それは我々の企業理念である「創造貢献」、世の中になかったものを創って、それが世の中の人を助けて、やがてなくてはならないものになる。G-SHOCKはその最たる例で、衝撃に弱かった腕時計を衝撃に耐え得る腕時計にし、海や山などさまざまなフィールドで活躍するプロフェッショナルにまで選ばれるタフな腕時計として、世界に対してイノベーションを起こしました。プロジェクターは会議室に常時固定されているもの、あるいはロッカーから出してきて会議室のテーブルに置いて使うモノだというのがいままでの常識でした。FORESIGHT VIEWは、これを持ち出して、外で使える、ともすると電源がないところでも使える。いままでプロジェクターが使えなかった場所、使うことを考えられなかった状況で使われることによって、まったく新しい体験が生まれる。これはイノベーションだと、私は思います。
FORESIGHT VIEWを見て、ARCHに参画されている他社の方が、おっと驚いてくれたり、いままでになかった、と感心してくれたります。このような製品やサービスを、未来創造センターでこれから次々と生み出していきたいと考えています。」