導入事例
Case Study

コロナ禍に対応し、
教室を分けての分散授業を実現。
特別授業の中継では
より多くの学生たちに
貴重な学ぶ機会を創出。

大原簿記公務員医療情報ビジネス専門学校津田沼校

導入機種:CX-F1

有賀美保子税理士事務所

ビジネス系、情報IT系、医療事務系、公務員系という4分野の実学教育を通じて、社会に貢献できる人材育成を目指す大原簿記公務員医療情報ビジネス専門学校津田沼校。同校では、2021年5月にカシオの小型軽量プロジェクターFORESIGHT VIEW(CX-F1)を導入。コロナ禍における分散授業への対応として授業のライブ映像を投映し、密を避けての授業スタイルをいち早く確立。授業の質を高め、学生にとって分かりやすい授業作りにも効果を上げています。

FORESIGHT VIEW導入の効果

コロナ禍に対応し、場所を選ばず密集を避ける授業が可能に

  • コロナ禍で密回避のために1教室当たりの学生数を減らす必要が生じた。
  • プロジェクターが常設されていない教室にも持ち込んで使えるため、授業のライブ映像を投映し、教室を分けて密を回避する分散授業に活用できた。

大原簿記公務員医療情報ビジネス専門学校津田沼校

事業内容:ビジネス系、情報IT系、医療事務系、公務員系分野に関する教育・就職支援
事務所所在地:千葉県習志野市津田沼1-1-1

URL:https://www.o-hara.ac.jp/

授業のライブ映像を
FORESIGHT VIEWで投映

大原簿記公務員医療情報ビジネス専門学校津田沼校は、北は北海道から南は沖縄まで日本全国で教育サービス事業を展開する学校法人「大原学園」を母体としています。同校では、大原学園が60年以上に渡って培ってきた実学教育の経験・ノウハウを最大限活かし、ビジネス系、情報IT系、医療事務系、公務員系の4分野で専門性の高い知識・能力を身につけるための教育プログラムを提供。専門学校業界ではナンバーワンといえるそのスケールメリットによる就職支援にも力を入れ、将来への希望と自信を持って活躍できる人材の育成に取り組んでいます。

教務部課長の阿部伸章氏
教務部課長の阿部伸章氏

FORESIGHT VIEW導入のきっかけは、授業の質向上に向けてプロジェクターの活用頻度が高まっていたとともに、コロナ禍での授業運営のためだったと話すのは教務部課長の阿部伸章氏です。

「新型コロナウイルスの感染拡大が2020年3月か4月頃から始まり、密を回避する必要が出てきたのです。その解決策として一部の授業で採用したのが、学生を複数の教室に分散させて、一方の教室で行われている先生の講義を他の教室でもライブ映像でリアルタイムに見られるようにするということ。その映像を投映するのに、プロジェクターが必要になったというわけです。」(阿部氏)

プロジェクターに関しては、以前より様々な授業でパワーポイントなどの資料を映すため、天吊りタイプのものを中心にすでに導入済みだったものの、さらに台数を増やす必要が生じてきたといいます。そこで、新たに導入するプロジェクターとして選ばれたのがFORESIGHT VIEWだったのです。

「私自身も、授業を行っている教室から他の教室へプロジェクターを使用して、ライブ中継のように映像を投映しました。大勢の人が密集できない状況だったコロナ禍でも多くの学生に対して授業が行えてカリキュラムを遅らせずに進めることができたなど、FORESIGHT VIEWにはとても助けられましたね。」(阿部氏)

その他にも、FORESIGHT VIEWの導入が、学生にこんなメリットをもたらしました。「津田沼校では、社会人のスペシャリスト、例えば税理士の先生や弁護士の先生などをお呼びしての特別授業を実施することがありますが、そんな時にもFORESIGHT VIEWを活用しています。以前なら、その教室に入場できた人しか話を聞けなかったものが、他の教室でも同時中継で講義を受けられる。FORESIGHT VIEWが、より多くの学生に貴重な学ぶ機会を与えています。」(阿部氏)

津田沼校以外の大原学園系列の専門学校による授業も同時中継しています。2021年11月末には、東京水道橋校で開催された公務員のガイダンス授業が全国各校にオンラインで中継され、津田沼校ではその映像を黒板の前に設置したスクリーンに投映。全国どこの地域からでもハイレベルな実学教育が受けられる大原学園ならではの特長を、FORESIGHT VIEWで具現化しています。

持ち運びやすいコンパクトタイプだから
より柔軟な活用が可能に

天吊りタイプのプロジェクターを中心に使用していた大原簿記公務員医療情報ビジネス専門学校津田沼校が、持ち運びに便利なコンパクトタイプのFORESIGHT VIEWを選んだのはなぜなのでしょう。阿部氏はその理由をこう話します。

「天吊りタイプのプロジェクターですと、設置された教室でなければ使えないというのがネックでした。例えば、あるクラスでプロジェクターを使った授業をしたとして、次の時間は別のクラスで同じ内容の授業を行うとします。天吊りのプロジェクターの場合、時間ごとに学生を入れ替えることが必要で、これが教諭にとって意外と手間がかかる作業。それなら、教室ごとに担当教諭がFORESIGHT VIEWを持っていって投映した方が学生に負担もかからず、効率的なのは誰の目にも明らかです。天吊りタイプのプロジェクターを全教室に導入できるなら、人の移動による負担を考える必要もありませんが、当校は本館、別館を合わせるとその数は20教室以上になりますので、どこにでも持ち運んで柔軟に活用できるFORESIGHT VIEWを選ぶ結果となりました。」(阿部氏)

以前から使用している天吊りタイプのプロジェクター
軽量コンパクトなFORESIGHT VIEW

最初にFORESIGHT VIEWを見たのは、購入前に「体験プログラム」でカシオから実機を借りた時だとか。その際は、こんなに小さくて画面の明るさは大丈夫だろうかと少し不安に思ったそうですが、実際に映像を投映してみたところ、そんな心配はまったくの杞憂に終わったといいます。

「画面が明るいので、プロジェクターを使う時も教室全体の照明は点灯したままでOK。学生にとっては手元が暗くならずにノートもとりやすいのではないでしょうか。」(阿部氏)

照明を消さなくても十分な明るさで投映できます。

プロジェクターの活用頻度が
ますます高まる

プロジェクターで補足資料を投映するという授業スタイルは、数年前からいろいろな科目で取り入れられてきたことは前述した通りですが、FORESIGHT VIEWが導入されて台数が増えたことにより、プロジェクターを授業の質向上のために活用するといった教諭がさらに増え、その頻度が目に見えて高まっています。

「プロジェクターのような機械はちょっと、という教諭も中にはいて、プロジェクターの使用頻度は人それぞれでしたが、FORESIGHT VIEWがそんな苦手意識を払拭してくれたのかもしれません。というのも、FORESIGHT VIEWは接続方法がとにかく簡単で、教室に持って行ったらコンセントを挿して無線かケーブルでPCとつなげばすぐに使えてしまいます。
10分の休憩時間中に次の教室へと行かなければならないときに、これだけ接続の操作が簡単だと楽ですね。また、起動してから投映するまでの時間が速いので授業の流れを止めることがないのも魅力の一つだと思います。」(阿部氏)

プロジェクターを活用すれば、教諭が事前に作成した資料をスクリーンに映すことができるため、学生に背中を向けて板書する必要がなくなります。
「常に学生の顔を見て一人ひとりの理解度をチェックしつつ丁寧に指導できるので、学生の理解度も深まります。
そうしたメリットも、授業にFORESIGHT VIEWを導入する教諭が増えた理由ではないかと思います。」(阿部氏)

板書する必要が無いので常に学生の顔を見ながら授業が行えます。

大原学園では、創立60周年を記念して「一人ひとりに光を」という教育指針を発表しています。学生一人ひとりに合った教育を大切にするという意味が込められたこの言葉は、プロジェクターを活用した授業とも非常に親和性が高いといえるでしょう。そのため、今後も授業にFORESIGHT VIEWを積極的に活用していきたいと阿部さんは語ります。

教材のデジタル化に向けて
授業でのさらなるメリットも

プロジェクターを活用した授業には、言葉では伝わりにくい内容を画像や映像を通じて理解してもらえるというメリットも。高校の時と比べて授業が分かりやすいと、学生からの評判も上々です。

教材がデジタル化されることで、プロジェクターの重要度はさらに高まるはず。

そんな新しい教育ツールを手に入れた大原簿記公務員医療情報ビジネス専門学校津田沼校ですが、その進化はとどまることを知らず、2022年4月からはICT教育の一環として教材のデジタル化が予定されています。

教材のデジタル化により、FORESIGHT VIEWが授業で活用されるシーンもますます増えるでしょう。今後、同校の授業がどんな進化を果たすのか、その未来に大きな注目が集まっています。