Vol.9
Zoom会議におけるプロジェクターの効果的な活用法
〜デュアルモニターで快適な画面共有〜
Withコロナ/afterコロナ時代の新しい働き方として、リモートワークや在宅ワークを採用する企業が増加するなか、利用頻度の高まっているのが、Web会議ツール「Zoom(ズーム)」です。
非対面でのビジネスコミュニケーションが簡単に行えるツールとして人気のZoomですが、画面共有する際に相手の顔が小さく表示されて表情が分かりづらいなどの不満を抱える人も少なくないはず。
そこで今回は、Zoomで画面共有する際に便利なプロジェクターの効果的な活用方法をご紹介します。
すでにZoomを利用している方、これから使う可能性がある方も、ぜひご一読ください。
Zoomについて詳しくはこちらをご覧ください。
コロナ禍でZoomを活用するビジネスパーソンが増えている
非対面商談の選択率94.3%
ビジネスパーソンを対象に行われた対面商談と非対面商談の頻度に関する調査では、非対面が増加したと答えた割合が49%に上りました。さらに、非対面での商談を選ぶ割合が94.3%に及ぶなど、ほとんどの企業でオンラインによる商談頻度が高まっています。
対面商談・対面以外の商談における実施頻度の増減率
調査対象:ビジネスパーソン(外勤営業職)/回答者数:n=382
(Vol.6参照:長期化するコロナの影響は?「営業現場」におけるビジネスコミュニケーションの今に迫る!)
Zoomの利用頻度は65%
Withコロナ/afterコロナ時代に突入して一般的になったオンライン商談。そのためのツールは様々にありますが、Web会議ツールの利用率が極めて高くなっています。商談プレゼン頻度が高い外勤営業職にアンケートを取ったところ、回答者266人のうち、Zoomの利用率が65%と断然トップ。対面の代替手段として多くの企業やビジネスパーソンに選ばれています。
操作がシンプルな上、専用アプリや各種のブラウザからも参加できるなど、参加者の環境によらず利用可能な柔軟性が人気の秘密でしょう。
対面に変わる実施手段
調査対象:ビジネスパーソン(外勤営業職)/回答者数:n=266
Zoomで画面共有を利用する時のデメリットについて
Zoomの画面共有機能を使えば、自分のPCのデスクトップ画面やPC上で実行しているアプリケーション画面を、相手の画面に映すことが可能です。オンライン商談やミーティング中、相手に資料を見せながら話ができるのが画面共有機能のメリットですが、一方で下記のようなデメリットも存在します。
資料が見にくい
資料と参加者の顔を同時に表示する画面共有機能では、資料の文字が読めなくてストレスを感じてしまうことはよくあること。ノートPCのような小さな画面ではなおさらです。せっかく資料をそろえても、これでは逆効果になりかねません。
相手の表情が分かりづらい
画面共有機能で資料を画面に表示すると、その分だけ参加者の顔は小さくなります。これにより参加者の表情をしっかりと見ることが難しくなり、話している内容に興味があるのかないのか、共感しているのかいないのかなど、感情を読み取りづらくなります。参加者の感情が読み取れないと、会議や商談のスムーズな進行に支障が生じることは明らかです。
相手の理解度を確認できない
相手の表情が分かりづらくなる画面共有機能では、相手が内容をどの程度理解しているかを感じ取ることは困難です。そのため、口頭でその都度、相手の理解度を確認するという、対面にはない手間をかける必要があります。
これら画面共有に関する困りごとは、「デュアルモニター」を採用することで解消できます!
「デュアルモニター」で画面共有のデメリットを解消する
デュアルモニターとは?
デュアルモニターとは、PCの画面を一つ追加し、画面を2つに増やすこと。Zoomのデュアルモニタディスプレイ機能を使えば、2つのモニターに別々の画面を表示できます。
例えば、デュアルモニターにより一つの画面にはオンライン会議などに参加したメンバーの顔だけを表示。もう一つの画面には画面共有の機能で選択した資料画面を表示することも可能です。
デュアルモニターを使用する前提条件
- Windows、Mac、Linux 向け Zoom デスクトップ クライアント
- オペレーティングシステム上で有効になっているデュアルモニター
- CPU: i5+ Quad Core (またはそれ以上) | i5+ Duo Core (またはそれ以上) 2GHz+
- RAM: 4GB+
●デュアルモニターの設定方法(Windows 10)
追加するモニターにケーブルが正しく接続されていることを確認後、デスクトップの表示方法を選択。Windowsロゴキー+Pを押してオプションを選択する。
●デュアルモニターの設定方法(Mac)
Macに外付けのディスプレイを何台接続できるかを確認。ディスプレイを電源に接続してからMacに接続する。
※デュアルモニターの設定に関する詳細は下記サイトを参照ください。
Windows 10でデュアルモニターをセットアップする
Mac にディスプレイを接続する
画面共有のデメリット解消へ
デュアルモニターの採用で、画面共有時の困りごとを解消し、Zoomによるビジネスコミュニケーションのレベルアップが見込めます。
●資料が見やすいのでストレスレス
デュアルモニターを採用すれば、資料と参加者の顔を別々のモニターで表示できるので、資料の文字が読めないことによるストレスも解消。手間をかけてそろえた資料をしっかりと有効活用できます。
●相手の表情が見えるのでスムーズな進行につながる
PC1つで画面共有を活用するケースでは、説明しながら参加者全員の様子を把握することは実質的に不可能だったといえるでしょう。その点、デュアルモニターなら参加者の顔を別のモニター1画面で表示可能。たとえ参加する人数が多くても、一人ひとりの顔をより大きく、表情までもしっかり見ることができるので、話の内容に対してどんな感情を抱いているのかを読み取りやすくなり、会議や商談のスムーズな進行につながります。
●相手の理解度を一目で確認できる
1画面いっぱいに参加者の顔を表示できるデュアルモニターなら、相手の表情を通じて話の内容をしっかり理解しているかが読み取りやすくなります。参加者の表情を見ながら話すというより対面に近いスタイルで、オンライン会議や商談を進めることが可能になります。
Zoomのデュアルモニターにはプロジェクターがおすすめ
デュアルモニターをプロジェクターにするメリット
デュアルモニターとして追加する画面を、ディスプレイ機器ではなくプロジェクターにするという選択肢もあります。
プロジェクターなら、参加者の顔を表示した画面をスクリーンに大写しすることが可能。そのため、表情や仕草といった非言語的な情報を対面同様に見て感じられるというデュアルモニターのメリットを、最大限に実感することができます。
●プロジェクターの明るさの設定について
暗いプロジェクターは、投映サイズを大きくすればするほど、色が薄くなり、見えなくなってしまいます。輝度の足りないプロジェクターを使うと部屋を暗くせねばならず、折角のプロジェクターのメリットが活かされません。そのため、明るい環境でも十分な明るさで投映ができるプロジェクターがおすすめです。
明るい部屋で使うためには、60インチの投映サイズ(4-6人規模の会議室の場合)で明るさ2000㏐。80インチ(6人以上の会議室の場合)で明るさ3000lmが目安となります。
投映サイズと必要な明るさの目安(ルーメン)については下記サイトを参照ください。
https://web.casio.jp/projector/sp/foresightview/features/index.html#lumen
カシオFORESIGHT VIEWは、2000ルーメンの明るさがあるので電気を消さずに60インチの投映を実現。大画面でZoomを使った画面共有もストレスフリーです。JIS規格の2000ルーメンなので、明るい環境でも十分な明るさで投映ができます。
●スクリーンの工夫について
専用スクリーンを購入することがベストですが、白い模造紙を壁に貼ったりするのもOK。ホワイトボードや凹凸の少ない白い壁などで代用することも可能です。
Zoomのデュアルモニターで画面共有する際のマナー
視線に注意を
不快感を与えないための最低限のマナーについてもちょっと一言。Zoomでデュアルモニターを使用する際には、自分の視線に気をつけましょう。モニターがPCの横に設置されていると、ミーティングや商談中にチラチラと視線が逸れて、相手からの印象を悪くする可能性もあります。
そのため、追加するモニターはPCの後ろ側にセッティングするのがおすすめ。PCの背後にあれば、モニターを見ていてもそこまで視線がずれることもなくなります。
まとめ
今回は、Zoomの画面共有におけるデュアルモニターのメリットを中心にご紹介しました。
今後、afterコロナ時代を迎えても、ここ数年の内に一般化したZoomなどのコミュニケーションツールは、そのメリットから変わらず使われ続けるはず。デュアルモニターはもちろん、二つ目のモニターにプロジェクターを選択するなど、より効果的な活用法を今のうちに試してみてはいかがでしょうか。
また、プロジェクターの2台同時活用もおすすめ。二つの大画面で、リアルでもリモートでもわかりやすい会議を実現します!
(参照:大画面をプラスワン。リアル&リモート会議の効果向上)
ZOOMのデュアルモニターに最適なプロジェクター カシオFORESIGHT VIEW!
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