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店舗運営応援コラム

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小さいお子様連れのお客様にやさしい飲食店を目指すには?

家族連れが多く訪れるお店の場合、子どもが過ごしやすい環境であることも大切です。しかし、子連れに冷たい、厳しいなどと指摘されることが少なくない日本では、小さい子どもを連れて外食する際に、事前リサーチが欠かせないという人も多くいるようです。

では、どのような点に気をつければ、小さい子ども連れのお客様が来店しやすくなるのでしょうか? このコラムでは、小さい子ども連れのお客様にやさしい店舗を目指すポイントを解説します。

1子連れ外食は大変!

最近では「未就学児お断り」を掲げる店舗もあり、「子連れ外食=大変」という印象を持っている人も少なくないかもしれません。実際、小さい子ども連れのお客様はどんなことに困っているのでしょうか。

アサヒグループ食品株式会社が、子どもを育てている/育てた女性を対象に行ったインターネット調査によると、なんと約9割もの人が、赤ちゃんとの外出中に食事で困った経験が「ある」と回答しています。

その理由として多かったのが、離乳期の赤ちゃんが食べられるメニューがなくて困ったというもの。大人のぶんを取り分けようにも子ども用の食器がなくて困ったという声も多くありました。

出典:育児中/育児経験のあるママ219人に聞いた!約9割の方が頭を悩ませている!お出かけの時の赤ちゃんお食事事情、徹底調査|PR TIMES

また、ユニ・チャーム株式会社が行った別のアンケートでも、赤ちゃん用のメニューがなかったり、大人用のメニューが取り分けにくかったり、子ども用の食器がなかったりして困ったという声が多くありました。

ほとんどの人が離乳食を持ち込んだり、大人用のメニューを切ったり、すり潰したりして食べさせるなどの工夫をしているようです。しかし、中には離乳食の持ち込みを断られた経験があるという声もありました。

出典:赤ちゃんとの外食の悩み|ユニ・チャーム株式会社

2小さいお子様連れのお客様にやさしい店舗とは?

小さい子ども連れのお客様にやさしい店舗を目指すには、次の3つの点が欠かせません。詳しくみていきましょう。

2-1.小さな子どもでも食べられる麺類やスープ類を用意する

小さい子ども連れのお客様にやさしい店舗を目指すなら、まず、子ども向けのメニューを考案しましょう。特に小さな子ども連れのお客様には、離乳食の代わりになるとされる「麺類」や「スープ類」などが喜ばれるはずです。

麺類の中では、麺カッターで切りやすい「うどん」がもっとも喜ばれるでしょう。麺カッターとは、麺はもちろん、肉や野菜を赤ちゃんに食べさせやすい大きさにカットできるアイテムで、離乳食のお助けグッズといえます。

また、汁物に浸せばおかゆのように食べさせられる「ごはん」もよいでしょう。ごはんや味噌汁、スープなどを単品で頼めるようにしておくと親切です。

2-2.小さな子どもが食べられない食材に気をつける

小さな子どもには、食べられない食材があります。そのため、うどんやごはん、味噌汁、スープであれば、なんでもOKというわけではありません。

赤ちゃんに食べさせてはいけない食材や、アレルギーの原因になる食材、消化しにくい食材は、次のようなものです。

【食べさせてはいけない食材】

  • はちみつ(乳児ボツリヌス症の原因になるため)
  • 刺身(食中毒の恐れがあるため)

【アレルギーの原因になる食材】

  • そば
  • ピーナッツ
  • パイナップル、マンゴー

【消化しにくい食材】

  • 玄米、雑穀
  • ごぼう
  • きのこ類

他にも、刺激が強い「こしょう」や「にんにく」「しょうが」、塩分が強い「マヨネーズ」や「ケチャップ」も控えた方がよいとされています。これらの食材を使用している場合は、メニュー表に記載しておきましょう。

また、離乳食の持ち込みを快くOKし、安心して食事を楽しんでいただくのも1つの方法です。

出典:離乳食NG食材~要注意食材まとめ~|パルシステム

2-3.子ども用食器が用意されている

子どもがスプーンを使って、自ら食事ができるようになるのは2歳頃からです。そしてフォークやナイフを使って、きちんと食事ができるようになるのは5歳〜6歳頃からと言われています。

そのため、家庭での食事には、割れにくいプラスチック製やメラミン製の子ども用食器を使っているケースが多くなっています。それに合わせて、子ども専用の取り皿を用意しておくとよいでしょう。

実際、先ほどのアサヒグループ食品株式会社やユニ・チャーム株式会社の調査結果からも、外食時に「子ども用の食器がなくて困った」人が少なくありませんでした。小さい子ども連れのお客様にやさしい店舗を目指す上で、子ども用食器を用意しておくことは非常に重要です。

2-4.おむつ交換台や授乳室があるとGood

入店前におむつの交換や授乳を済ませていても、不測の事態は起こり得ます。そのため、おむつ交換台や授乳室を設置しておくと喜ばれるでしょう。

ただ、これらの設備を設けられるスペースがない場合は、個室にご案内するのも一手です。個室もない場合は、人目につきにくい端の席にご案内するなどの気遣いがあるとよいでしょう。

小さい子ども連れのお客様はもちろんですが、子ども連れでないお客様にとっても、気持ちよく過ごしてもらえるように配慮しましょう。

3ファミリー層にアピールしよう

小さい子ども連れのお客様にやさしい店舗を目指すための、3つのポイントが押さえられたら、それをファミリー層にアピールしていく必要があります。ここからは、その方法をご紹介します。

3-1.Googleビジネスプロフィールに登録

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、Googleが提供している無料のPRツールです。店舗の住所や連絡先、営業時間などを掲載できます。さらに、店舗のホームページやブログ、SNS、予約サイトなどの各種URLも掲載可能です。

Googleビジネスプロフィールに登録した情報は、位置情報や地域名を含む検索に対応し、Google検索結果画面とGoogleマップに掲載される仕組み。特に、店舗への訪問意欲が高い人にアプローチできると考えられています。

非常にたくさんの人が利用しているGoogleとGoogleマップに掲載されるため、PR効果は抜群。広告宣伝費をかけずに、お店のよさを知ってもらえるでしょう。

なお、こちらのページではGoogleビジネスプロフィールについて詳しく解説しています。ぜひ、ご一読ください。

Googleマイビジネスが「Googleビジネスプロフィール」に移行して変わったこととは?

3-2.SNSを活用しよう

X(旧Twitter)やInstagram、Facebook、LINEなどのSNSを活用し、小さい子ども連れにやさしい店舗であることを、積極的に発信していくことも大切です。

SNSではユーザーからユーザーに情報が拡散されていく特性があるため、小さい子ども連れにやさしい店舗を探している潜在的なお客様に、あなたのお店を知ってもらえるきっかけになるでしょう。

中でもInstagramは、写真の投稿をメインとしており、飲食店のマーケティング施策にも役立ちます。検索性を高める「#(ハッシュタグ)」をうまく使えば、新しいお客様との出会いも生まれるはずです。

なお、こちらのページではSNSを活用し、集客するコツを詳しくご紹介しています。

SNSで集客する方法・メリットとは?投稿の効果とコツを解説します

さらに、Instagramの投稿のコツについては、こちらのページからご覧いただけます。ぜひ、参考にしてみてください。

インスタ集客の方法とは? インスタ集客のメリットと投稿のコツ、効果の確認の仕方を解説します

4まとめ

このコラムでは、小さい子ども連れのお客様にやさしい店舗を目指すポイントをご紹介しました。小さい子ども連れのお客様にやさしい店舗を目指すと、おじいちゃん・おばあちゃんを含む3世代利用が増え、客単価アップが見込めることも。思いがけないメリットを享受できるかもしれません。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

2023年10月

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