使っていたステージピアノが重たかったので、質がよくて軽い機種はないか…と、ずっと探していた時に見つけたのがカシオのプリヴィアPX-5Sです。
NAMMショー※(世界最大規模の米国楽器ショー)でジョー・サンプルがPX-5Sで演奏している動画を見て、大変興味を持ちました。
実際に使ってみると、本体が軽くて使い勝手がいいですね。重いと移動やセッティングに時間がかかりますが、PX-5Sは軽量なので、コンサートやライブでも非常に手軽に使えます。
沢山の音色が内蔵されていますが、何と言ってもピアノの音がいいので、歌とギターとのシンプルなアンサンブルにもよくPX-5Sを使っています。それからクラビの音!いいですよねえ。音の抜けが抜群です。ライブで音が際立ちますね。他にはスウィープ音やパッド系などザラザラした音も雰囲気がありますよね。
鍵盤タッチもすごく気に入っています。鍵盤を叩いてから音が鳴るまでのタイミングやバランスがとても良いと思います。鍵盤の指触りがよく指に馴染みますね。タッチが本当に良いので、作曲するときの打ち込みには必ずPX-5Sをマスター鍵盤として使っています。
PX-5Sは、コストパフォーマンスも含めてバランスがとてもいいモデルだと思います。これからピアノを始めたい人にも使ってもらいたいですし、何を買えばいいか聞かれたときにはPX-5Sをすすめています。
安部 潤 プロフィール安部 潤(あべ じゅん)
福岡県福岡市出身、ピアノ、キーボード奏者、作編曲家3歳よりピアノ教師である母親の影響でピアノを始める。
レコーディング・プロダクション、ライブ演奏を両立した活動をしており、伊東たけし、マリーン、ANRI(杏 里)、川口千里、Ryu、池田聡、渡り廊下走り隊、嵐、Kinki Kids、タッキー&翼、など多数のアーティストの作編曲、サウンドプロデュース、その他、劇伴、CM、イベントなど、多岐に渡るジャンルの音楽を幅広く手がけている。
また、初音ミクのLA公演「MIKUNOPOLIS 2011」へのバンドマスターとしての参加、人気ユニット「羽泉(ユーチェン)」をはじめとする中国のアーティストの楽曲アレンジ、タイで開催された「Hua Hin Jazz Festival」に自己のグループとして出演するなど、海外での活動の幅も広げている。
最新リーダーアルバムはブライアン・ブロンバーグらをゲストに迎えたLA録音を含む「Walk Around」(2013/ヴィレッジレコーズ)http://www.junabe.net/