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アメリカの軽減税率の線引き

50の州に分かれ、連邦制で州ごとに様々な法律が実施されているアメリカ合衆国。税制においても国内で統一された消費税率はなく、州ごとに軽減税率も違ってきます。このコラムではそんなアメリカで見つけたユニークな軽減税率の話題をピックアップしてみました。

要するに手をかけるか、手をかけないか

以下はアメリカ合衆国の様々な州で見られた軽減税率の線引きです。
「バナナは非課税ですが皮をむいたら課税」
「持ち帰りのベーグルパンは非課税ですが、カットしてもらえば課税」
「冷めたピザは非課税だけど、温めれば課税」

この3つの軽減税率の線引き、一見バラバラなようですが、共通する物差しがあります。それは「その食品に手をかけているか、いないか」です。ベーグルパンをカットする。バナナの皮をむく。ピザを温める。ただ売るのではなく、それぞれに手間が掛かっているのはおわかりですね。

その作業に関わるのは人。だからそこに人件費が上乗せされるため、贅沢品となり軽減税率の対象外となる。なるほど理屈は通ります。そして贅沢品の定義にこの大原則を採用している州は多いようです。

贅沢の定義はとかく主観的になり難しいものですが、こういった¨人の手間¨という物差しを設定すれば納得する人は多くなるかも知れません。そしてそこには合理主義のアメリカらしい考え方があるようです。

季節や時間で変わる軽減税率

次にアメリカ合衆国の軽減税率で注目したいのが、季節や時間で軽減税率の対象や対象外となる品目があること。つまり期間限定(あるいは時間限定)の軽減税率があるのです。
たとえば新学期の始まる時期のみ、衣料品が軽減税率の対象となる州もあります。この制度、お子様をお持ちの家庭ではかなり税負担の軽減につながっていきそうですね。「新しいセーター買って!」「新学期まで待ちなさい」。こんな親子の会話も聞こえてきそうです。

朝のコーヒーだけは非課税という軽減税率の¨モーニングサービス¨を実施している州もあるそうです。これも羨ましい限りです。どのような経緯でこの法律が制定されたかが少々気になるところですが、朝の寝起きやあわただしい仕事前のひと時を和ませてくれるコーヒータイムもこの軽減税率があると幸せ指数がアップしそうです。

低い軽減税率を求めて隣の州にお買い物

州によってちがう軽減税率の線引き。その結果、同じ商品でも州によって支払うお金が違ってくるという現象も起こります。中には軽減税率の低い州まで買い物に行くという家庭もあるようですが・・・ただ隣の州というのは隣町ではありません。

ちなみにモンタナ州やニューメキシコ州などは日本の総面積とほぼ同じ。その州の真ん中に住む人が別の州に買い物に出かけるとしたら、移動は簡単ではなさそうです。果たしてそこに掛かるガソリン代や運転時間などを差し引けば本当にお得なのかを聞いてみたいところですが、これもさすがアメリカ、とにかくスケールに驚かされます。

INDEX

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